第5回 事業計画書が大切

今回で第5回目となりました。今回のテーマは「事業計画書」です。
融資を受ける際にも、事業を行っていく際にも大切になってくるのが事業計画書です。
しっかりと理解するようにしましょう。

前回の記事でオススメの融資制度として、以下の2つの融資制度をあげました。
「新創業融資制度」「中小企業経営力強化資金」の2つです。
どちらを使うにしても、金融機関に提出しなければならないものがあります。
それが事業計画書です。

事業計画書って何??

事業計画書とは、これから開業するカフェをどのようなカフェにしていくのかということについて、文章で表したものです。
事業計画書には、次のようなものを記載します。

・創業の目的・動機(なぜカフェを開業するのか?)
・経歴(学歴・職歴をまとめたもの)
・カフェの特徴(強み、弱み、周りの店舗との比較)
・マーケティング計画(どのようにしてお客さんを獲得するのかをまとめたもの)
・資金計画(カフェ開業にどれだけのお金がかかるかをまとめたもの)
・収益計画(カフェを運営することによりどれだけの利益をあげられるかをまとめたもの)

事業計画書の大切さ

みなさんは、ただカフェを開業できればいいわけではありません。大切なことはそれを継続させていくことです。
事業計画書には、面白いデータがあります。
事業計画書を作っている会社と作っていない会社では、会社の利益率に大きな違いがあるというデータです。

どのようなものかというと事業計画書を作っている会社と作っていない会社では、約3割利益率に差があるというデータです。
面白いですよね。事業計画書を作るか作らないかでこのような差が生じるのです。
ちなみに事業計画書を作っている会社は、1割程度と言われています。
事業計画書を作らない主な理由は、次の通りです。

・作るのが面倒
・作らなくても経営ができる
・作り方がわからない


みなさんは事業計画書の大切さをしっかりと理解して、資金調達の時にだけでなく、毎年必ず事業計画書を作るようにしましょう。
それがカフェを長続きさせていくための秘訣です。

事業計画書の各項目への記入方法や考える際のポイントについては次回のテーマとさせていただきます。

まとめ

・融資を受けるためには事業計画書が必ず必要となる。
・事業計画書を作っている会社は業績が良い
・事業計画書を作っている会社は1割程度(まだまだ必要性が認識されていない)

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