第28回 GONZO CAFE&BEANS

焙煎仕立ての豆を15種常備!夫婦で営むコーヒー自家焙煎店

店主・山川健志さんは22歳のときに、カフェバー業態を展開する『プロントコーポレーション』に入社。
名古屋を中心に、接客指導や業績管理といったマネージャー業を約16年勤め、38歳で退職を決意しました。
カフェ開業という夢に向かい、東京・府中『珈琲鳴館』にて約1年修行をし、焙煎の知識と技術を身につけました。
奥様・光代さんも、『プロントコーポレーション』で約18年の勤務経験があり、コーヒーマイスターの資格を保持。
「おいしいコーヒーを提供したい」という共通の思いから、夫婦二人三脚で努力と工夫を重ね、2016年6月、東京・大泉学園「GONZO CAFE&BEANS」をオープンしました。

STEP1 会社を退職後、焙煎の修業をはじめる

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◎2014年〜
カフェバー業態の『プロントコーポレ-ション』に22歳で入社し、38歳で退職。
自家焙煎店の開業を目指し、東京・府中『珈琲鳴館』にて約1年間修行を積む。
その後、焙煎機「フジローヤルロースターR-105(富士珈機)」を独立時に購入する。

STEP2 地域密着店を目指し、入りやすい空間をつくる

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◎2016年4月〜
老若男女誰でもが入りやすく、居心地のよい空間を目指し、壁に沿ってソファ席を設置。
一部、幅を広く設けることで、赤ちゃんを寝かせたり、靴を脱いであがれたりと子連れ客にも対応できる工夫を施す。

STEP3 東京・大泉学園に『GONZO CAFE&BEANS』オープン!

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◎2016年6月
焙煎仕立ての豆販売を主体にした自家焙煎店をオープン。
「焙煎から5日以内の豆」のみを使い、コーヒーの香り高さや、同店ならではのおいしさをアピールする。
コーヒーを淹れる作業は主に奥様・光代さんが担当し、山川さんは豆の焙煎と接客を担当。

STEP4 1日2~3回の焙煎作業。コーヒーの香りでアピール!

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◎オープン時〜
晴れた日は極力、入り口の戸を開けておき、焙煎時の香ばしい香りを外に漂わす。
「何の店か、まず知ってもらうことが大事」と山川さんは考え、香りに気づいてもらうことのほか、店頭を行き交う人へ「こんにちは」など、日常の挨拶も積極的に行う。

STEP5 来店したお客様宛に挨拶ハガキを出す

◎季節の折々
豆の購入客へのスタンプカード発行時に、顧客の住所を登録。どの種類の豆をいつ買ったかという情報をデータ化し、お客の嗜好を把握。
正月や夏には、季節の挨拶ハガキを送る。ハガキ持参で「コーヒー豆100gをプレゼント」と書いたところ、反響は大きく、リピート率はあがったという。

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カフェ&レストラン2017年10月号
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