第30回 パンとcafe えだおね

ベトナムフード「バインミー」が人気!地元に愛されるベーカリーカフェ

オーナー・竹内仁さんは、銀行で約9年、マネージメント業務を中心にエンタメ系企業で約14年、計23年のサラリーマン時代を経て、2013年10月に東京・荻窪『パンとcafé えだおね』を開業しました。
竹内さんは、高校生のころに「パン店の経営者になりたい」という夢を抱き、その目標に向けて進路を選び、開業の夢を叶えたといいます。開業準備期間は自ら探して出会ったパンやスイーツの職人と試行錯誤を繰り返し、同店オリジナルの味を追求していきました。
また、約37坪という開放的な物件との出会いから、「ベーカリーカフェ」の構想をより一層膨らませていったということです。
そんなパンとcafe えだおねの開業までの道のりをご紹介します!

STEP1 高校生のときから「パン店オーナー」を目指す

◎1983年ごろ〜
竹内さんは高校生のころから「パン店のオーナー」になることを夢に描き、それに向けて大学進学、就職と前進していったという。
大学卒業後の就職先は、銀行を選んでお金について実地で学び、経営や運営に必要な知識を身につけていく。

STEP2 会社退職後の半年間で開業準備を行う

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◎2013年4月〜9月
会社退職後、物件探しを開始。3ヵ月後に30坪以上の物件と出会い、ペット同伴のテラス8席を完備した店舗デザインが完成する。
カフェ利用目的に合わせ、パン以外にスイーツをおく準備も進めていく。写真はパウンドケーキ、タルト、スコーンが並ぶ様子。

STEP3 東京・荻窪に『パンとcafé えだおね』オープン!

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自ら探して出会ったパンやスイーツ職人と試行錯誤を繰り返して納得のいくパンを生み出し、オープンの日を迎える。
開業から年半ほどは客数が伸び悩んだが、チラシ配布や雑誌掲載などで、地元を中心に認知を高めていった。

STEP4 「バイン ミー」を店の顔にしてパンのおいしい食べ方を提案!

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◎オープン時
竹内さんは会社員時代、イギリスやフランスで食べたバケットのおいしさに大きな衝撃を受けたそう。
海外経験豊富な竹内さんは「様々なパンの食べ方を知ってほしい」という思いから、ベトナムの定番サンドイッチ「バインミー」ほか、トルコで食べて印象に残ったというソウルフード「サバサンド」(土日祝限定)も提供中だ。

STEP5 パン店経営の勉強会を月に1回開く

◎2015年〜
製造スタッフに向けて、パン店経営の勉強会を月に1回のペースで開く。竹内さんは社員独立のサポートにも力を入れ、スタッフのモチベーションを高い位置においている。
また、開業当初から竹内さん自ら、レジやホール業務をこなし、お客様との交流を欠かさない。

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カフェ&レストラン2017年12月号
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