カフェ開業を目指す方、必見!カフェ開業に必要な資格とスキルを徹底解説します!

本記事では、カフェ開業に必要な資格やスキルについて解説します。

この記事を書いた人

三瓶 拓

個人カフェ開業.com編集部編集長。

全国の個人カフェを紹介するサイト『個人カフェ.com』や、カフェ開業の情報サイト『個人カフェ開業.com』を運営する株式会社アキチの代表取締役。

日本全国の個人カフェ経営者を支援しながら、自身もカフェオーナーとして複数のカフェ開業の経験を持つ。

 

 

この記事が解決できるお悩み

  • カフェ開業に絶対必要となる資格がわからない
  • カフェ開業後にお店の経営に役立つ資格がなにかわからない

こんな悩みを解決できる記事を用意しています!
この記事で紹介する内容を理解すれば、カフェ開業初心者でもスムーズに開業準備が可能です。
また、開業後も安定的な経営をするために、なにが必要かも理解できます!

 

 

カフェの開業に必須の資格は?

カフェ開業に必要な資格、それは食品衛生責任者です。
食品衛生責任者はどんな形態のカフェでも必要な資格です。

1店舗につき必ず1名が資格を持っている必要があります。
この1名は店長である必要はありません。
すでに取得している開業メンバーがいるのなら、その方の資格を使って開業可能です。

とはいえ、取得は簡単ですし、カフェ経営における基本的な知識も習得できます。
カフェ開業者は取得しておくことおすすめします。

 

食品衛生責任者の取得方法は?

食品衛生責任者の資格は、全国の食品衛生協会が主催する講習を受けて取得できます。

講習科目は

  • 衛生法規(2時間)
  • 公衆衛生学(1時間)
  • 食品衛生学(3時間 ※テスト含む)

の合計6時間の講習受講とペーパーテストで取得できます。
なので、日中に1日がかりの取得になります。
カフェ開業前は非常に忙しいです。

事前にお近くの食品衛生協会のホームページをチェックして、日程を調整をしましょう!

  • 日程が合わない
  • 行きたい日程が定員オーバー

でも焦る必要はありません。

オンラインでも講習受講・資格取得が可能です。
ご自身の予定に合わせてスケジュールを組むことができます。
費用は会場受講・オンライン受講ともに教材費込みで12,000円です。

 

食品衛生責任者取得タイミングはいつごろ?

期限としては、店舗が完成する約10日前までには取得する必要があります。
それ以降だと、営業申請が店舗の開業日に間に合わない可能性があります。
営業許可申請に食品衛生責任者の資格証明書が必須です。

行政への提出書類は不備があると、受け付けられずに却下されます。
余裕を持って食品衛生責任者資格を取得しましょう。

 

カフェの収容人数が30名以上のときに必須となる資格

カフェの収容人数が30名以上のときに必要となる資格があります。
それが防火管理者です。
※30名未満の小さなカフェであれば防火管理者の資格取得は必要ありません。

ここでいう”収容人数”とは客席数と店員数の合計です。
客席数だけではないので、間違えないようにしましょう。

 

カフェ開業で防火管理者を取得するときは、甲種と乙種の2パターン!

防火管理者の役割をひとことでいうと、「火事にならないようにする」です。
なので、店舗の防火管理をしたり、従業員に防火に関する教育をします。
収容人数が30名以上のカフェ開業には、防火管理者の資格も必須資格となります。
食品衛生責任者の資格と併せて取得しましょう。

防火管理者の資格は甲種と乙種の2パターンに分かれます。

  甲種 乙種
取得条件 収容人数30人以上&店舗延べ面積300㎡以上 収容人数30人以上&店舗延べ面積300㎡未満
講習費用 8,000円程度 7,000円程度
講習時間 約10時間(2日) 約5時間(1日)
受講のタイミング 内装設計が完成した後 内装設計が完成した後

 

 

 

 

 

いずれも取得方法は、日本防火・防災協会主催の講習を受講して取得できます。

 

注意!カフェがテナントビルに入居する場合!

テナントビル全体の収容人数が30人以上であれば、各テナントに防火管理者が必要となります。
この場合、店舗が収容人数30人未満であっても防火管理者資格が必要となります。

判断に困るときは所轄の消防署に相談しましょう!

 

防火管理者は選任届の開業前に提出が必要

防火管理者は資格を取得して終わりではありません。
カフェ開業日までに、管轄の消防署に防火管理者選任届を提出する必要があります。
資格取得で安心して、開業後に慌てて選任届を出す方が意外にも多いです。

事前に消防に相談して、スケジュールをきちんと組みましょう。

 

カフェ経営をバリューアップさせる資格は?

次にカフェ開業に必須ではないですが、
カフェ経営をしていく上で武器となる資格についてお伝えします。

 

カフェ開業にとっての”武器となる資格”とは?

前提として、資格はあくまで一つの集客要素として理解しておきましょう。
たとえば、調理師免許がなくても、おいしい料理を作れる人はたくさんいます。
免許がなくともお客様を満足させる料理が提供できれば問題ありません。

ただ、お客様にとって、料理に差がなければ、

  • 調理師免許の資格があるキッチンスタッフのお店
  • 調理師免許の資格がないキッチンスタッフのお店

なら、調理師免許があるお店を選んでしまうと思います。
このように資格があると、顧客の行動を決定づけるひとつの要素になりえます。

とはいえ、資格をとればお客様を満足させる絶対的なスキルが得られるわけでもありません。
資格があったとて、お客様を満足させることができなかったらお客様は定着しません。

資格はあくまでカフェ経営の一つの手段です。
資格取得は、

  • 確実に良い商品を提供できる
  • 経営が確実に安定する

といった必勝法ではありません。
あればいいなくらいなものです。

この点は正確に理解しておきましょう。

 

あなたのお店の集客力を上げてくれる資格

以上の前提をふまえて、あなたがとっておくべき資格は、
「看板メニューの価値を上げてくれる資格」
です。

コーヒーを売りにするなら、JBA認定バリスタライセンスやコーヒーマイスターなど
料理を売りにするなら、調理師、管理栄養士など

といった形でご自身が看板メニューとして、提供したいサービスに拍をつける意味での資格取得がおすすめです。

資格を取得することで、業務知識も増えますし、スキルも向上させることができます。
また、資格が持つ信用力をお店につけることもできます。

なので、なにも考えずに、やみくもに取ってはいけません。
「どういった資格があれば、お店の価値を高められるか。」
この視点を持って、取得する資格を選びましょう。

 

あなたのお店を魅力的にする!カフェ開業におすすめな資格をご紹介!

実際に、あなたのお店の価値を高めてくれる資格を具体的に紹介していきます。

※なお、資格の受験情報は都度変更されます。
申し込みの際には、必ず最新の公式発表をご確認ください。

コーヒーの味・品質・知識をウリにするカフェに役立つ資格

【JBA認定バリスタライセンス】

主催:日本バリスタ協会(JBA)
受験対象:JBA認定のカリキュラムの受講、または1年以上カフェで働いた経験者
メリット:エスプレッソマシンの使い方を基礎から学べる

日本バリスタ協会と提携している専門スクールです。
または民間の協会・団体に申請して取得する資格です。
試験は筆記だけでなく、実技の試験もあります。
エスプレッソの本場、イタリアの実用的な知識と技術が習得できるのが魅力な資格です。

【コーヒーマイスター】

主催:日本スペシャルティコーヒー協会 
受験対象:養成講座の受講を終了した日本スペシャルティコーヒー協会の会員のみ
メリット: 資格取得後も、協会からコーヒーに関する情報提供があり

日本初の民間のコーヒー認定資格がコーヒーマイスターです。
コーヒーマイスターを取得すると、コーヒーに関する知識や基本技術が身につきます。
定期的に協会からコーヒーに関する情報提供があるのも魅力です。

【コーヒーインストラクター検定】

主催:全日本コーヒー商工組合連合会 
受験対象:コーヒーインストラクター2、3級の場合、特に制限なし。
メリット:コーヒー鑑定士検定、またはコーヒー鑑定士になれる

コーヒーインストラクター検定は、コーヒー豆そのものの知識を学べる資格です。
検定は難易度によって1~3級に分かれています。
自家焙煎のコーヒー豆を販売しているカフェオーナーに支持されている資格です。

【Qグレーダー】

主催:米国スペシャルティコーヒー協会(SCAA)
資格試験の内容:6日間連続の研修・試験を受講/味覚・嗅覚の審査
メリット:コーヒー豆の味や質を、客観的に評価できるようになる

コーヒー豆を客観的に評価するための資格です。
日本だけでなく世界共通の資格であり、米国スペシャルティコーヒー協会(SCAA)のルールに則ってコーヒーの評価を行います。

 

料理を看板メニューにするカフェに役立つ資格

【調理師免許】

主催:調理技術技能センター 
受験対象:学歴規定「中学校卒業以上、高等学校の入学資格を有する」
職歴規定「調理師法施行規則に定められた施設で、2年以上調理業務に従事」
メリット:食品衛生責任者の講習免除・お客様からの料理面での信頼

繰り返しになりますが、調理師免許はカフェや喫茶店の開業・経営に不要です。
ただ、取得すると、

  • 食品衛生責任者の講習が免除される
  • お客様の信頼や安心感につながる

といったメリットがあります。
料理を推している店にしたいと考えているなら、取得しておくべき資格です。

 

【栄養士免許】

主催:各都道府県の保健局など(例:東京都福祉保健局 )
対象者:栄養士養成学校の修了
メリット:健康志向のカフェを信頼性を担保しながら開業できる

健康志向のカフェを開業したい場合は、フードコーディネーターや野菜ソムリエという選択肢もあります。
ですが、栄養士の方が品質の信頼が格段にアップします。
栄養士は学習する範囲が広いため、健康志向なメニューの幅も広がります。
健康志向なコンセプトカフェを開業するには大きな武器になる資格です。

アルコールを提供するカフェに役立つ免許や資格

【ソムリエ】

主催:一般社団法人日本ソムリエ協会 
対象者:酒類・飲料に関連する職務を通算3年以上経験し、開催年度の基準日(8月31日)においても従事し、月90時間以上勤務している方
※協会会員優遇措置あり。詳細は上記リンクをご確認ください。
メリット:ワインに関する知識が身につく

 

【カクテル検定】

主催:一般財団法人 カクテル文化振興会
対象者:満20歳以上の一般カクテル愛好家の方、飲食業の方、飲料関係の商品を取り扱う方(輸入・販売等)※カクテル検定3級
メリット:1,2級にすすむと、カクテルに関する実践的技術が学べる

 

【バーテンダー呼称技能認定試験】

主催:一般社団法人 日本バーテンダー協会
対象者:協会の正会員又はアルコール飲料を取り扱う飲食、サービス業に従事し、満 20 歳以上の者で、試験当日の衛生講習会受講済みであること。
メリット:カクテルに関する知識が身につく

 

【ビアテイスター】

主催:日本地ビール協会 
対象者:日本地ビール協会の会員
メリット:ビールの出来の良し悪しを客観的に鑑定し、その理由を理論的に説明できる

 

【テキーラマエストロ】

主催:日本テキーラ協会
対象者:特になし
メリット:テキーラ市場が伸びているので、将来性あり

  • ソムリエ
  • クテル検定
  • バーテンダー呼称技能認定試験
  • ビアテイスター
  • テキーラマエストロ

などなど、これらの資格があると、昼のカフェ営業と夜のバー営業ときっちりとコンセプトを分けて営業ができます。
また資格を取ることで、コーヒー関連の資格と同様に、お客様とのコミュニケーションもしやすい資格です。
つまり、常連さんが獲得しやすくなります。

ソムリエのように400時間程度の学習が必要となる難しい資格もありますが、比較的に取得が容易な資格もあります。
使い方次第で、経営の安定に貢献してくれる資格といえるので、バー営業を考えている場合は取得をおすすめします。

 

【深夜酒類提供飲食店営業開始届出書】

主催:警視庁 深夜酒類提供飲食店営業開始届出書 
対象者:午前0時から日の出までの時間に酒類を提供する飲食店(バー・居酒屋等)の営業を希望する店
メリット:深夜0時以降も、アルコールを提供ができます。

深夜0時以降も、アルコールを提供することができるようになります。
バーの営業に力をいれて、深夜営業もしたい場合は届出が必須です。

 

パンやケーキなどを店内で作って、販売するカフェに役立つ免許や資格

【菓子製造業許可(必須)】

主催:管轄の食品衛生協会 
対象者:所定の設備を設置している店舗
メリット:ケーキやパンを作って販売することができる

ケーキやパンを店舗で作って、販売したいならこちらの許可が必須となります。
許可を取るためには、設備の基準に都道府県知事が定めたものに適合しなければなりません。
詳しくは所在地を管轄する保健所に確認しましょう!

【製課衛生士】

主催:厚生労働省 
対象者:2年以上の実務経験か1年以上の養成施設での勉強が必要
メリット:食品衛生責任者の資格取得のための講座受講免除

お菓子作りの知識や技術の他、食品の安全に関する知識もあるという証明が、製菓衛生師にはあります。
しかも、国家資格なので信頼性は抜群です。
また、製菓衛生師の資格があれば、「食品衛生責任者」も講座受講の免除があり、取得しやすくなります。

 

ペット好きが集まるカフェにする場合に必要な免許や役立つ資格

猫カフェやドッグフェなど、カフェで動物を取り扱うために必要な免許、役立つ資格についてご紹介します。

【第一種動物取扱業(必須)】

主催:管轄の都道府県又は政令市の動物愛護管理行政担当部局
対象者:業として、動物*の販売、保管、貸出し、訓練、展示、競りあっせん、譲受飼養を営利目的で行う場合

ドッグカフェで動物の一時預かりなどを行う場合には、第一種動物取扱業(保管)の許可と登録が必要になります。
ただ、ペットの犬と一緒に顧客が立ち寄るスタイルのドッグカフェでしたら、動物を取り扱うための資格や許可は特に必要としません。

【愛玩動物飼養管理士】

主催:日本愛玩動物協会 
対象者:満15歳以上の者(該当年度の4月1日時点)※2級の場合
メリット:動物取扱責任者の資格保持者として認められる。

愛玩動物飼養管理士は、ペットのスペシャリストの証明となります。
資格の学習を通して、ペットに関する知識を幅広く習得できます。
また、飼育している犬と店内で遊べるスタイルのドッグカフェだった場合、動物取扱責任者の資格保持者を置くことが要件となります。
この動物取扱責任者として認められるのが、愛玩動物飼養管理士です。

【ペットオーナー検定】

主催:日本愛玩動物協会
対象者:制限なし
メリット:ペットに関する基本的な知識を広く正しく学べる

ペットオーナー検定は取得方法、価格感も取り組みやすい資格です。
ペットを飼っている人の数は国民の3分の1ともいわれています。
そんなたくさんいるペット-オーナーとカフェでの楽しくコミュニケーションできる知識を正しく習得できる資格です。

 

おわりに

いかがだったでしょうか?
今回は「カフェ開業を目指す方、必見!カフェ開業に必要な資格、役立つ資格を徹底解説」
というテーマでお送りしました。

まとめると、

  • 食品衛生責任者はどんな形態のカフェでも必要な資格です。
  • 食品衛生責任者取得は店舗が完成する約10日前までには取得が必要です。
  • 収容人数が30名以上のカフェ開業には、防火管理者の資格も必須資格となります。
  • 防火管理者は選任届の開業前に提出が必要です。
  • 資格はあくまでカフェ経営の一つの手段です。免許取得すると経営が確実に安定するといったことはありません。
  • あなたがとっておくべき資格は、看板メニューの価値を上げてくれる資格です。あなたがお客様に届けたい商品に資格で泊をつけましょう。

です。

個人カフェ開業.com編集部では、今後もみなさまのカフェ開業という挑戦のお役にたつ記事をたくさん書いていきます。
ぜひ、また当サイトにお越しいただけますと幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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