現役カフェオーナー直伝!収益の多角化で売上アップさせる方法Vol.6
今回は、「現役カフェオーナー直伝!収益の多角化で売上アップさせる方法」の第6弾です!
過去5回にわたってご紹介してきた「収益の多角化」ですが、今回が最終回となります。
ぜひ最後までお読みいただき、カフェ開業の参考にしていただけたらと思います。
では、ご紹介していきます!
コーヒー豆のオンライン販売
GLOBE COFFEE@東京都品川区
オンラインの販売はここ最近注文が増えてきています。初年度は時々注文が入る程度だったのですが、ここ最近は毎日全国各地から注文を頂いています。来店されて気に入ってくれたお客様からの注文が多いですが、雑誌などに掲載されると遠方からも注文をいただきます。あと、飲食店への卸も少しですが対応しています。
毎日全国各地から注文があるのはすごいですね!
「おうち時間」の浸透、コーヒーブームによって、美味しいコーヒーを自宅でのむというニーズは年々高まっています。コーヒーは通販展開しやすいですし、嗜好品なので一度気に入っていただけたらリピーターに繋がりやすい商材です。コーヒー豆販売の売上も徐々に予想できるようになってくるので、安定につながりますよね。
コーヒー豆の販売をする場合、自家焙煎をしなければ利益はあまり出ません。自家焙煎というと皆さん「自分には無理…」と思われるかもしれませんが、今はスキル要らずで焙煎できるマシンやシステムもあるんです。
マシン体験をさせてくれるメーカーさんもあるので、一度試してみてはいかがでしょうか?
焙煎したてのコーヒーを提供するという差別化ポイントにもなりますし、原価率の低下、物販や通販での売上など、たくさんのメリットがあるので、おすすめです。
農園で育てたりんごを使った商品を通販で販売
Mizusaki Note@岩手県奥州市
コロナが流行していた頃は店舗での売り上げが落ち込みました。けれど当店はりんご農園のカフェなので、りんごを使った商品を通販サイトで販売していました。そのため、オンラインでのジュースやお菓子の売上が上がり、売上を補えたのでよかったです。「日々業務を頑張っている友人の看護師さんにリンゴジュースを贈りたい」とか「体調が悪いときに、ゼリー が有り難かった」など普段とはちょっと違う反応も頂けて、通販をやっていて良かったなと感じました。
原材料を自分たちで作っているというのはとても強みだと思います。もともと加工品を作っていたわけではなく、「お店に来てもらったお客様に、自宅でも楽しんでもらえる商品を作りたい」と始めた結果、ジャムやお菓子などの加工品を提供するようになって、今では近所の産直にもお店のコーナーを設置いただけました。
コロナウィルスのような思いもしなかったことが起きた時、オフライン(店舗)とオンライン(通販)の2つの事業をやっているのは本当に強いですね。
ミズサキノートさんはりんご農園を運営されていて、りんごを作っているという大きな強みがありますが、このように「原材料を作っている」というのは、様々な展開ができるので、大切なポイントになります。
原材料でなくとも、例えばオリジナルのシロップなど、お店の味を自宅でも楽しめるといったような、製品開発はおすすめです。最近ですとクラフトコーラなども流行ってますよね。カフェ開業を目指している方は、今のうちからアイデアを考えて、試作などしてみるといいと思います。
ということで、今回も2つの事例をご紹介させていただきました。
これまで全6回12店舗の収益の多角化方法をご紹介してきましたが、どのお店もしっかりとした「思い」があってその事業を行なっています。
ただ、儲かりそうだからやろうではなく、「こういう人の助けになる」「好きだからやりたい」といった思いを持って、事業を考えてみてください。
次回からは人気店の看板メニューについて、ご紹介していきます!
そちらもぜひご覧くださいね。
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