第22回 醗酵食専門カフェ 醸カフェ

ワークショップを主体にした「醗酵食専門カフェ」をオープン!

店主・品田和義さんは、2013年6月に東京・西荻窪「醸カフェ」を開業しました。
20歳で一般企業に就職し、39歳のときに、原因不明の体調不良を経験したことがきっかけで、「食」の大切さを痛感。
49歳で退職後、「カラダにやさしい食」について学ぶため、都内の各種教室に通い始めました。
中でも、天然酵母パンや発酵食への興味が高まり、基礎を学んだあと、研究を重ねて独自の味を生み出しました。
カフェ利用だけでなく、パンや味噌づくりを経験できるワークショップも取り入れた“醗酵食専門カフェ”として注目を集めています。

STEP1 原因不明の体調不良が3ヶ月ほど続く

◎2000年〜
20歳のときに一般企業に就職。IT関連の部署につき、激務の日々を送る中、39歳のときに、発熱を伴う原因不明の不調を経験する。
3ヶ月で症状は落ち着いたが、自分のカラダや食生活を見直すきっかけとなる。

STEP2 49歳で退職後、カフェ開業を目指す

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◎2010年〜
49歳で退職後、天然酵母パンの教室や「発酵」について学ぶ専門教室に複数通い、カラダにやさしい食について学んでいく。
レンタル可能な飲食店のスペースでカフェを試したのち、店舗を借りて内装イメージを膨らます。
写真は幅60cm×長さ4mの特注のカウンター席。

STEP3 東京・西荻窪に「醸カフェ」オープン!

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◎2013年6月
漬け物をはじめ、天然酵母パン、日本酒など「発酵食品」に特化したカフェとしてオープンする。
約10坪の店内はカウンター席のみ、10席を設け、店主・品田さんと会話を交わしながら食事を楽しむことができる。

STEP4 約6種の発酵メニューがつく「発酵づくしセット」を提供

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◎オープン時〜
「発酵づくしセット」1100円(税込)を店の顔として提供し、様々な発酵食の味わいを楽しんでもらう。
塩分を極限まで控えた漬け物10種以上のほか、鶏肉やきのこのソテー、手作りの天然酵母パン、豆乳甘酒、汁物が付く。

STEP5 ワークショップを中心にした情報提供のカフェスペースを目指す 

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◎オープン時〜
開業当初から「天然酵母パン教室」、「味噌づくり教室」を行い、2017年1月現在では「干し野菜づくり」など新しい講座も増え、計20種の講座を行う。
発酵に限らず、「魚のおろし方教室」など今後さらに内容を充実させる予定だ。

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カフェ&レストラン2017年3月号
特集 女性が開いたカフェ
http://asahiya-jp.com/book/4910027990375/

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