第4回 旅に行きたくなるCafe TABIEMON

カフェと旅行会社が一緒になった「旅カフェ」。開業から3年経過。4年目を迎えて再出発!

“カフェと旅行会社が一緒になった店づくりはできないものか”・・・そんなアイデアを形にしてオープンしたのが『旅にいきたくなるCafe TABIEMON』です。
開業は2012年4月21日。
オーナーは木舟周作・雅代さん夫妻。
想定外の事態に遭遇しながら、夫婦2人で力を合わせて曲りなりにも3年経過。
当初の目標だったカフェと旅行会社という営業形態も少しずつお客に認知されるようになってきました。
そんな「旅に行きたくなるCafe TABIEMON」のオープンまでの道のりをご紹介します!

STEP1 物件探しをする中で浮かんだ旅カフェのアイデア

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◎2010年~2011年(オープンの2年ほど前)
木舟周作さんは以前旅行会社に勤めていたことがあり、自分だけのオンリーワンの旅を提案する旅行会社を起業しようと考えていた。
そのため、当初は旅行会社の事務所を開設するための物件探しをスタート。
その時、不動産会社の人から“旅行のことが相談できるカフェもおもしろいのでは”というアドバイスを受け、“旅カフェ”のアイデアを膨らませていった。

STEP2 旅カフェを開業するための物件探しに本格的に取り組む

◎2011年(オープン1年前)
カフェで世界のお茶と手づくり菓子を楽しんでもらい、そうしたお客との触れ合いの中で自由な旅づくりを提案させてもらう。
そんな“旅カフェ”を開業することを決意し、それに合った店舗に切り替えて、改めて物件探しに取り組む。
旅行業者の免許も取得した。
 

STEP3 以前韓国料理店だった店舗を改造して旅カフェオープン

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◎2012年4月21日
住まいが東京・練馬ということもあり、通勤に便利で、かつ地下鉄大江戸線と西武池袋線が交差していて乗降客の利用も期待できるということで、練馬駅を中心に物件探し。
行き着いたのが、以前韓国料理店だった居抜き店舗。
以前の造りを最大限に活用し、若干の手直しをして店をオープンした。
旅行業者の免許取得費(約100万円)は別にして、開業に要した費用はおよそ100万円。

STEP4 各国のお茶とお菓子で旅気分を味わってもらう

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◎2012年4月21日~
メニューは、世界中の家庭で作られ伝わってきた食べ物、飲み物を提供することにした。
奥さんの雅代さんが旅先でメモしてきたレシピをもとに、さらに様々な料理本から得た知識を加味して仕上げたもので、すべて手作りしている。
例えば、期間限定で「ノルウェー風チーズケーキ」7月限定580円(税込)、「ホーチミンの濃厚プリン」450円(税込)といったお菓子も提供している。

STEP5 店内の一角に旅行会社の事務処理ができる専用スペースを新設

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◎2015年4月21日~現在
2015年4月21日で開業3周年を迎えた。
オープン当社は、“旅カフェ”という営業形態がなかなかお客に理解してもらえなかったが、ここにきて少しずつお客にも認知してもらえるようになってきた。
コーヒーを飲みながら、旅の相談をするお客も増えてきている。
店内の一角に、新たに旅行会社の事務処理をする専用スペースを確保し、4年目を迎えてさらなる飛躍を目指している。

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カフェ&レストラン 2015年9月号
【特集】「自分の一品」を作ろう!
http://www.asahiya-jp.com/cafe_res/

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