第15回 onigily Cafe
朝のケータリングを軸にしたカフェスタイルのおにぎり専門店
アパレル会社を経営するオーナー・竹内未来さんは30歳の時、知人のひと言がきっかけで、セカンドビジネスとして「おにぎりの早朝ケータリング」を思いつきました。
開業当初は一人で仕込みから配達までを行い、その姿が口コミで広がって顧客数が上昇。
その後、スタッフを増員して2014年8月、ケータリングの厨房を兼ねた”カフェスタイル”のおにぎり店を東京・中目黒にオープンする。
カフェと平行してケータリングを行うことで在庫管理の効率が上がり、無駄のない経営で成功。
手作り惣菜にも力を入れ、ヘルシーなメニュー構成で人気を集めている。
STEP1 おにぎりのケータリングを独学でスタートする
◎2012年
25歳で独立したアパレル業と平行し、30歳の時におにぎりのケータリングを1人で始める。
昼間、アパレル業に専念し、夜はおにぎりの仕込みを行って早朝から調理、配達する生活が続く。
2013年より調理スタッフが加わる。
STEP2 内装いメージを自ら手掛け、理想の店を作り出していく
◎2014年4月〜
2014年春、スケルトンの物件に出会う。
女性が入りやすいオシャレな空間を目指し、竹内さん自らインテリアのセレクト、調達などを手がける。
壁を飾った額縁はネットや店を巡って1点ずつ集めた思い入れの品々。
STEP3 東京・中目黒に「onigily Cafe」オープン!
◎2014年8月
入り口正面のショーケースには鮭、梅などの定番から、明太子クリームチーズなど個性あるおにぎりまで常時14種が並ぶ。
かぼちゃサラダ、トマトバジルなど手作り惣菜も7種ほど並び、ヘルシーなメニュー構成をウリとする。
STEP4 「朝食セット」500円を用意。日常使いを目指す
◎オープン時〜
ランチ前の朝8時〜11時限定で「おにぎり朝食セット」500円(税抜)を提供する。
〜155円(税抜)のおにぎり2種に、味噌汁とドリンクがつく。
通勤前や近隣のお客をターゲットに、日常使いしてもらえる価格帯に設定した。
STEP5 朝のケータリングを重視し、他店との違いを明確にする
◎オープン時〜
おにぎりの早朝ケータリングの希少さから、口コミが徐々に広がる。
店舗の厨房で仕込みから調理までを行って梱包し、朝5時半〜12時までの予約設定で配達。
調理スタッフは前日22時入りで準備を始めるという。
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カフェ&レストラン 2016年8月号
【特集】バリスタ&バールマン
http://www.asahiya-jp.com/cafe_res/