第24回 Cafe SchnurrWarz
夫婦二人三脚で開業!ゆったりと長居できる隠れ家カフェ
2015年11月、東京・三鷹「カフェ シュヌルバルツ」がオープンしました。
オーナー・穴原聰さんは、約9年間勤務したIT企業を退職後、すぐにカフェの開業や経営ノウハウを勉強するため、ビジネススクールに入学。
会社員当時からカフェ巡りが趣味であったり、コーヒーに魅了されて独自に焙煎や抽出法を研究したりと、自然に身につけて行った知識や経験が、カフェ開業へと活かされています。
アパレルや紅茶店などで勤務経験のある奥様のアイデアを合わせ、リネンの布や紅茶ティーバッグなどの物販コーナーも、開業時から設置。ゆったりとした居心地のよい店づくりを目指しています。
STEP1 社内のコーヒー豆を使ってドリップで淹れることが習慣に!
◎2004年〜2012年
24歳でIT企業に入社。9年間の勤務の間、休憩時に、自らコーヒーをドリップすることが習慣化する。
同じ豆でも「穴原さんの淹れたコーヒーがおいしい」という評判の声が励みになり、コーヒーの焙煎から抽出まで独自に研究を重ねていく。
STEP2 慣れ親しんだ沿線上で物件を探しはじめる
◎2014年末〜
ビジネススクールにてカフェ運営から経営ノウハウを学んだのち、2014年末から2階の物件探しに本腰を入れ、翌年8月に契約。奥様の経験や人とのつながりを活かし、リネン100%の布や雑貨、同店で提供する紅茶など、物販コーナーの準備も進めていく。
STEP3 東京・三鷹に「カフェ シュヌルバルツ」オープン!
◎2015年11月
立地は路面ビルの2階。通りにメニューの立て看板を置く以外は大きな宣伝はせず、隠れ家的なカフェとしてオープン。
開業当初、穴原さん夫婦2人のみの運営は、お客を待たせるなど悩みも生じたが、オペレーションの改善などで乗り越えていく。
STEP4 旅をして出会ったコーヒー豆をメニューに加える
◎オープン時〜
定番のブレンド2種のほか、「時々の珈琲」と名付けたシングルオリジンを3種ほど常備。
穴原さんが各地旅をして、おいしいと感じたコーヒー豆をメニューに加える。
2017年3月現在は、静岡・伊東「カフェローステライ・ヴェッカー」さんの豆を使用。
近々、山梨県内の自家焙煎店を巡る予定だという。
STEP5 ギャラリーを設け、集客upにつなげていく
◎2017年2月〜
店内の一角をギャラリーとして開放する。
猫好きな穴原さん。展示は猫をテーマにしたものが多く、写真は、写真家・あおいとりさん個展の様子。
そのほか、作家の焼菓子を並べるマルシェも開催される。
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カフェ&レストラン2017年5月号
特集 カフェの「和風」
http://asahiya-jp.com/book/4910027990559-2/