第25回 魔女のコッペパン

コッペパンからジャムまで手作り!地元素材を使ったコッペパン専門店

2015年12月、埼玉県浦和にコッペパン専門店「魔女のコッペパン」がオープンしました。
共同経営の諸田三比呂さんと菅原宏美さんは、元勤務先の同僚で、ともに農業や職に関わる仕事を10年以上経験しています。
また、諸田さんは過去に証券会社に勤めていた経験から、同店の経営リーダーとして、よりよい店づくりを目指しています。諸田さん、菅原さんともに、開業前からパン製造に興味関心が高く、専門学校に通ったり、試作を重ねたりと知識や技術を独学で高めてきました。
2017年4月現在、1日1000本のコッペパンを完売する人気店です。

STEP1 農業体験施設にてハーブ栽培や講師を務める

◎2002年〜2015年
2002年に埼玉県宮代町にある農業体験施設「新しい村」に入社し、ハーブ150種ほどを栽培、管理する。
ハーブを使った料理や染色教室など講師活動も行い、ハーブの専門家として活動する。
この当時、共同経営の諸田三比呂さんに出会う。

STEP2 農業と経営に詳しい同僚とともに、開業準備をはじめる

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◎2015年半ば〜
経営パートナーである諸田さん(現在56歳)は、元証券マン。
「新しい村」で約10年間農業経験を積み、パン製造にも精通する。
菅原さんはフィリングのレシピ考案を担当し、開業準備を進めていく。
写真は二人の希望で店内中央に設置したシンボルツリー。

STEP3 埼玉・浦和に「魔女のコッペパン」オープン!

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◎2015年12月
立地はJR浦和駅から徒歩約5分の路面店。
周囲は住宅が多く、「日常的に食べてもらいたい」という思いから、人が集まる立地を選ぶ。
コインパーキングが目の前にあり、遠方から来るまで買いにくる来店客も徐々に増えていく。

STEP4 できたて、手作りの約35種のコッペパンを提供

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◎オープン時〜
総菜系約10種、甘いタイプ約25種、計35種ほどのフィリングを用意。
一番人気は「蒸し鶏のレモンバジル」。ほか、埼玉県産紫芋を使った「怪しげなポテトサラダ」や「魔女チョコ」など、通称・魔女さん(菅原さん)が作るフィリングはおいしさの上、好奇心をそそるネーミングも特徴。

STEP5 コッペパンのほか、地元食材の商品化を目指す

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◎2017年11月〜(予定)
コッペパンのほか、「魔女の台所」というブランドを立ち上げ、物販にも力を入れていく予定。
写真は、ミイラをモチーフにした「丸ごとラスク(チョコ)」今後は、埼玉県産のヨーロッパ野菜や無農薬野菜を使ったピクルスなども販売予定だ。

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カフェ&レストラン2017年6月号
特集 アイスコーヒー
http://asahiya-jp.com/book/4910027990672/

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