第5回 Italian Bar Gabot

地域の人たちが気軽に利用できるイタリアンバールを目指してオープン!

イタリアンレストランで調理技術を学び、その後、外資系コーヒーショップのチーフバリスタとして活躍してきた田嶋旭さんが、東京・品川区の武蔵小山パルム商店街にオープンしたイタリアンバール。
“地域の人たちが気軽に利用できるイタリアンバールを目指す”というコンセプトを守りながら、地域のニーズに合わせて柔軟に営業内容をアレンジすることで客単価・客数のアップに成功しています。
そんな「Italian Bar Gabot」のオープンまでの道のりをご紹介します!

STEP1 瓦職人から転身。イタリアンレストランで調理技術を学ぶ

◎19~24歳
出身地は神社仏閣の多い鎌倉。
そんな環境で生まれ育ったこともあって、高校卒業後は瓦職人を目指して地元の建築関係の会社に入社。
食べることが好きで、いろいろな店を食べ歩いているうちに飲食の仕事に興味を抱くようになり、瓦職人から転身。
鎌倉にあるイタリアンレストランに入店。
調理師として3年間働き、イタリア料理の調理技術を学ぶ。

STEP2 外資系コーヒーショップでチーフバリスタとして活躍

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◎25~28歳
イタリアンレストランを経て、カフェを経営する会社に入社。
4店舗を任せられる統括店長としてメニューづくりからマネジメントまで携わる。
この時、独学でバリスタとしての技術を身につけ、ラテアートの世界大会に出場。
その後、外資系のコーヒーショップでチーフバリスタとして活躍した後、独立・開業へ。

STEP3 東京・品川区の武蔵小山にイタリアンバールをオープン

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◎2013年5月2日(29歳)
イタリアンレストラン、カフェ、コーヒーショップ等での経験を踏まえて、かねてからの念願だった独立・開業を果たす。
場所は、東急目黒線武蔵小山駅からすぐの武蔵小山パルム商店街の中。
真っ赤にペイントした外壁が目を引く店舗で、階段を上がった2階フロアを借りてオープンした。
当初は1日を通して気軽に利用できるように時間帯ごとのメニューを揃えてスタートした。

STEP4 地域のニーズに合わせてメニューや営業時間等を変更

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◎2014年5月~
オープンして1年目くらいから、地域のニーズに合わせて営業内容を手直ししていく。
カフェメニューを整理すると同時に、ディナーメニューを充実。
イタリアンレストランで学んだ調理技術を生かして、本格的イタリア料理をメニューに取り入れて行った。
ワインにも力を入れ、イタリアンバール色を強めていく。
集客を図るために、飲み放題付きのお徳用コースを用意するなどして売上増に結び付ける。

STEP5 都市再開発により11月に移転。新しい物件を物色中!

◎2015年8月現在
売上は順調に伸びているが、今年の11月には都市再開発による立ち退きが決まっている。
立ち退きはオープン時からの決定事項で、現在移転先を物色中。
現在の店についているお客が来店できるように、現在地からそれほど遠くない場所を検討中。
今と同じ14~15坪くらいの規模を想定。
将来は、小さな店を何店か展開していきたいという夢を持っている。

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カフェ&レストラン 2015年10月号
【特集】これからのコーヒー
http://www.asahiya-jp.com/cafe_res/

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