現役カフェオーナー直伝!収益の多角化で売上アップさせる方法Vol.5
今回は、「現役カフェオーナー直伝!収益の多角化で売上アップさせる方法」の第5弾です!
カフェには様々な収益の多角化方法があるので、これからカフェ開業を目指す方は実例をもとにアイデアを考えてみてください!
年に2回、地域を巻き込んだイベントを開催
まいこカフェ@埼玉県上尾市
イベントはたくさんやっています。特に力を入れているのは、毎年開催している「まいこカフェの夏祭り」と「まいこカフェのクリスマス感謝祭」というイベントで、この日1日限定のメニューを作ったりもしています。毎年その日は50~60人は参加してくれていて、常連さんも新規さんも本当に楽しんでくれているイベントだなと毎回嬉しくなります。あとは、地域の色々な講師の方にお店でワークショップを開催してもらったり、それがきっかけで常連さんになってくれたり、イベントを通じて繋がることは多いですし、私自身も楽しいからこれからも続けていきたいです。
イベントは新規顧客を獲得する意味でも大切ですが、常連作りにとても有効です。普段の営業だとあまり話せないお客様でもイベントを通じてコミュニケーションを取ることができて、そこから常連さんになってくれる確率が高いのです。
個人のお店は常連さんが最も大切です。「常連が8割」という言葉があるくらいなんですね。
常連さんになってもらうには、居心地、料理などももちろん大切ですが、個人カフェの場合はお客さんとのコミュニケーションから生まれることが多いんです。
ですから、こうしたイベントを行い、心から楽しんでもらう。それによって常連さんになってもらうことを目指してやってみましょう。
まいこカフェさんは1日のイベントのために、限定のメニューを作ったり、自作のポスターを作ったりと、本当に一生懸命、そして楽しんでやられています。
その思いってお客さまにも伝わるんですよね。
みなさんもぜひ、一生懸命、楽しんでイベントをやってみてください!
宅配を行うことで宣伝につなげる
cafe earth@東京都練馬区
宅配はUberEatsを利用してやっています。 風邪でお家から出られない人が、家で料理は作れないけど「おかゆ」を食べたくなる時ってあるじゃないですか? 1人で運営してるので自分で宅配はできないけど、UberEatsであ れば実現できるなと思って始めました。お粥をはじめとしたヘルシーメニューも頼まれますが、スコーン1個だけとか、ドリンク1つだけとかでも注文してもらえるので、色々なニーズがあるんだなと思いますね。 手数料もあるので利益的にはあんまりですが、UberEatsを頼んでくれた人が後日お店に来店してくれたりと、カフェ自体の宣伝にもつながるので、これからも続けていこうと思っています。
コロナの影響で宅配はとても一般的になりましたが、個人店の場合手数料を考えると、利益があまり出ず躊躇される方も多いかもしれません。
でも、お店の宣伝と考えるとやってみる価値はあるんです。
個人カフェの場合、お店は知っていて気になっているけど、入店するを躊躇されている方がたくさんいます。どうしても、入りづらいって思っちゃうんですよね。
ある個人カフェさんは「お店を知ってから3年後に来てくれた方がいた」と言っていました(笑)
ですから、「宅配で頼んでみて、美味しかったから今度はお店に来店しよう」といった形で、お店への集客として利用してみてはどうでしょうか。
また、利益を考えて行う場合は、自店で宅配を行うことになります。エリアを限定して、宅配専用のチラシをポスティングし、LINEなどで注文をとる形態がおすすめです。
スタッフの問題があるので、できるお店とできないお店があると思いますが、スタッフを雇ってはいるけど、活用しきれていないといった場合は、取り入れてみる価値はあると思います。ぜひ検討してみてください。
ということで、今回も2つの事例をご紹介させていただきました。
今回ご紹介した宅配についてですが、しっかりと1つの事業として行えば、新たな収益の軸になります。簡単には浸透しないかもしれませんが、宅配にあったメニュー開発、宣伝、オペレーションの確立を行えば、必ずお店の支えになるでしょう。
店内での飲食、宅配といった2つの事業があると精神的安定にもつながりますし、ぜひチャレンジしてみてください。
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