カフェの開業資金を知りたい人必見!費用の種類や資金の調達方法を徹底解説!
「自分のカフェを開業してみたいけど、資金はいくら必要なんだろう?」そんな疑問や不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。本記事では、カフェを開業するために必要な費用の種類や、調達方法について詳しくご紹介していきます。
開業するまでに必要な資金
一般的にカフェの開業資金は、500〜1000万と言われています。ひとことでカフェといってもさまざまな種類が存在するため、店舗の広さや厨房の設備によって資金は大きく変動します。
具体的な資金の提示をするために、モデル店舗で想定してみましょう。
- 従業員:オーナー(自分)とアルバイト1人
- 席数:10坪(33㎡)の広さで15席
- 特徴:ランチからディナーまで営業している料理も充実したカフェ
このようなカフェを開業する場合必要な資金は800万円くらいと予想されます。
開業資金の内訳
開業資金800万円の具体的な内訳は次の通りです。
物件取得費:100万 |
家賃10ヶ月分に加えて、保証金や礼金、仲介手数料など
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内装工事費:300万
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塗装や、施工管理費など
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設備工事費:200万 |
水道・ガス・電気・空調管理などの工事費 |
備品:50万 |
テーブルや椅子、家具、食器、調理器具など |
宣伝費:50万 |
フライヤー・看板・ホームページ作成費など |
運転資金:100万 |
安定するまでの家賃・仕入れ費など |
10坪のカフェを作るにあたっての平均額ですので、開業するカフェのコンセプトによって費用は変わります。物件取得費や、設備の工事費はとくに費用が集中していますね。
資金の調達方法 公的金融機関からの助成金と補助金
申請すると公的金融機関から資金を受け取れる制度があります。それは「助成金」と「補助金」です。どちらも返済義務はなく、自己資金をカバーできるため、カフェを開業する際に必ず利用したい制度です。
地域によって種類や金額も変わりますので、最初にしっかりと確認するようにしましょう。
助成金とは
助成金は人材の採用や雇用に対して発生する交付金です。定められた条件をクリアした人全員が、年間通していつでも申請ができます。
厚生労働省が担当しているため、雇用保険料の一部から助成金が支給される仕組みとなっています。
▼助成金について、詳しくはこちら
公益財団法人 東京都中小企業振興公社
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/index.html
補助金とは
補助金は、開業資金や経営を支援するための交付金です。経済産業省や各自治体が担当していて、税金から支給されます。
年に1〜2回しか募集していないため、申請期間はしっかり確認するようにしましょう。提出書類の作成がかなり厄介で手間がかかりますが、申請したら必ず受給できるわけではなく、審査に通った企業しか受給できません。
種類によっては、助成金や補助金の併用も可能ですのでよく調べて申請するようにしましょう。
▼補助金について、詳しくはこちら
https://www.city.koto.lg.jp/102020/sangyoshigoto/chusho/hojokin/80920.html
開業後に必要な運転資金
開業してから軌道に乗るまでは、1年ほどかかると言われています。売り上げが伸びなくても営業を続けるために、運転資金はあらかじめ資金に含めて考えておくと良いでしょう。
月額家賃の10ヶ月程度が一般的ですので、月額10万円の家賃の場合運転資金は100万円ほど見積もっておくべきです。
開業資金をおさえるための方法
開業資金の一般的な額を紹介しましたが、工夫次第で資金はおさえることができます。
- ・もともと飲食店があった「居抜き」のテナントを借りて、設備や改装の費用をおさえる
- ・備品や設備は中古品を使用して、新品よりも安い金額で備品や器具を揃える
- ・DIYでもできそうな壁紙などの内装は、自分で手掛ける
- ・共通の目標を持った仲間を見つけて、共同経営をする
- ・テナントを借りるのではなく、自宅の一部を改造する
カフェのコンセプトにもよりますが、上記のことを意識して準備を進めると、開業資金をグッとおさえることができます。
とくに、物件費と設備費は高額な費用が必要になるため、少しでもおさえられる方法は積極的に取り入れていくと良いでしょう。
まとめ
カフェを開業するためには、まとまった開業資金が必要です。全てを自己資金で賄うのではなく、助成金や補助金をうまく取り入れることで負担を減らせるでしょう。
また、カフェは工夫次第でさまざまな費用をおさえることができます。事前にしっかりと計画を立てることで、夢のカフェオーナーへの道が開かれるでしょう。