現役カフェオーナー直伝！収益の多角化で売上アップさせる方法Vol.4

今回も現役カフェオーナー直伝！収益の多角化で売上アップさせる方法について、ご紹介していきます。カフェ開業において、収益を安定させるためには、収益を多角化していくことが大切なポイントです。

先輩オーナーの実例を参考にして、皆さんも自分のカフェでどんなことができるか、考えてみてくださいね。

雑貨販売、ギャラリー、イベント開催

yumicafe@埼玉県戸田市

雑貨の販売をしていて、『かわいい雑貨＆おうちごはん★yumicafe』と名前にあるように、雑貨大好き店主yumimamaの選んだ、かわいい雑貨が並んでいます。ギャラリーとしてもお貸ししているので、ワークショップをやりながらの展示、販売も可能です。スペースがある程度広いので、ワークショップをやりたいという方には好評ですね。あと2017年末から始めた「yumicafe文化祭」はとても盛況で、今度10回目を迎えます。この場所で開催しているのですが、1テーブル1人の作家さんという形で、毎回10名近くの作家さんが参加してくれています。ワークショップや作品を販売したり、カフェでは、yumicafe文化祭特別メニューを提供したりしてます。

広いスペースがあると、こうした幅広い展開が可能ですね。店主が好きな「雑貨」を軸に様々なことができるのはカフェ開業の醍醐味と言っていいでしょう。

yumicafe文化祭のようなイベントは、その日の売上ということだけではなく、地域の方々と交流できる良い機会になります。お店に行くきっかけになりますし、一度来たらまた別の日に行ってみようとお客さんになってくれる人は多いと思います。

イベントを開催するのは大変なこともあると思いますが、こうした相乗効果も生まれますので、ぜひチャレンジしてみてください。また、yumicafeさんのように、継続が大切です。

無理のない範囲で定期開催をすることで、地域にも浸透していき、結果としてお店の集客につながります。自分の好きなことを軸にイベント開催を考えてみましょう！

本格的なギャラリーとして運営

CLOUDS ART+COFFEE @東京都杉並区

スペース代をいただいてギャラリーとして貸し出すこともありますが、メインは私が企画する展示です。その場合はスペース代はいただかず、作品の売上のパーセンテージをいただく形で運営しています。企画展の場合は自分の目で作品をチェックして、「この人の作品を展示したい」と思えた人にInstagramなどを通じて直接アプローチします。最初の頃は展示をしていただける作家さんを見つけるのも苦労しましたが、こだわりを持って運営しつづけてきた結果、今では有名な作家さんにも展示をしていただけるようになってきました。販売価格は作品によっても全然違いますが、数万円～数十万円の作品ですね。今、展示されているものだと20万円くらいする作品もあります。

カフェでギャラリーというと、壁面をレンタルして行う形式が一般的ですが、こちらはギャラリーがメインとなっています。そのため、店主が展示を企画して、出展者を選定、依頼まで全てを行う形式ですね。こうした本格的なギャラリーを運営するには、しっかりとしたノウハウが必要になります。こちらの店主さんもアメリカのギャラリーで修行したとのことでした。

大変なことではありますが、「好きなこと」だからできると思いますし、こうした形を確立することができれば、収益としても大きなものになりますね。また、お店のブランディングにもつながりますので、遠方からお客さんが見に来てくれたりとファンも増えていくでしょう。

ちなみにCLOUDS ART +COFFEEさんでは、人気の展示の際２週間で2,000人も来場されたとのことです。すごいですね！

ということで今回は２店舗の収益の多角化方法について、ご紹介いたしました。ぜひ参考にしていただき、カフェ開業に向けて準備を進めてみてください！

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