個人カフェはメニューで勝負!人気店になるためのメニュー開発5ステップ!

カフェ運営において、とても重要なのが「メニュー開発」です。
数ある飲食店の中で、自店を選んでもらうには、魅力的なメニューが必要になります。
カフェは他の飲食業態と違い、未経験からの参入がとても多い業態です。

中には「メニューは軽食程度で空間を売りにしたい」と思っている方もいると思いますが、実際オープンしてみると、必ずお客さんからメニューの要望がたくさん出てきます。
ですから、カフェ開業の準備期間にしっかりとメニュー開発を行ない、魅力的なメニューを作り上げる必要があります。

今回は、そんなメニュー開発の5ステップをご紹介します!

 

STEP1 目的とコンセプトの明確化


まず、メニュー開発の目的とカフェのコンセプトを明確にする必要があります。例えば、カフェのコンセプトが「健康的な食事を提供する」であれば、メニューには栄養バランスが良い食材を使った料理を提供することが求められます。
お店全体のコンセプトを作り、それに合わせてメニューのコンセプトを明確にしましょう。

 

STEP2 メニューのカテゴリー決定


次に、どのようなカテゴリーの料理を提供するかを決定します。例えば、朝食メニュー、ランチメニュー、デザートメニュー、ディナーメニューなど、カテゴリーを設定しましょう。

個人経営の場合、オーナー自身がお店に立つことが多いため、全てのカテゴリーを網羅しようとするのは難しい場合があります。自店のメインターゲットとする人がいつ来てくれるのか、そういったことも考えてカテゴリー設定してみてください。

 

STEP3 アイデアのブレスト


カテゴリーが決まったら、アイデアを考えます。ここでは、旬の食材やトレンド、季節ごとのメニューなどを参考にすると良いでしょう。
また、カフェのオリジナリティを出すために、店主の得意料理や自家製の調味料などを取り入れることも有効です。

メニューのアイデアが固まったら、そのメニューが人気のカフェに行きましょう。1店舗だけではなく、複数のお店に行き、味、盛り付け、価格、提供時間などを調査し、参考にしてください。

 

STEP4 レシピの開発


アイデアが決まったら、実際にレシピを開発します。参考に行ったカフェの味も思い出しながら、味や見た目、食感などを考慮し、何度か試作を繰り返すことが重要です。

ある程度完成に近づいてきたら、知人を招待して試食会を行なってください。忌憚のない意見をもらうため、アンケート用紙を使う方法も有効です。
試食会の結果を受けて、さらにレシピを改良していきましょう。

 

STEP5 コストと利益の分析


レシピが完成したら、コストと利益を分析します。材料費や人件費、その他の経費を考慮して、価格を決定します。また、メニューによっては需要が少ない場合や、コストが高すぎる場合は、見直す必要があります。

食材原価は販売価格の30%程度に抑えることが重要です。調味料まで細かく原価をだし、調整していきましょう。

 

STEP6 メニューの導入


最後に、メニューを実際に導入します。この際、メニューの説明や注文方法なども考慮して、スタッフにトレーニングを行うことが大切です。
お客様がメニュー提供が遅いと感じる時間は10分以上と言われています。実際に注文から提供まで10分以内に収まるようにトレーニングしましょう。

 

以上が、一般的なカフェのメニュー開発方法です。カフェ開業の準備において、「何をしていいかわからない」といった方が多くいますが、メニュー開発についてはいつからでも始められます。今日のステップを参考に、魅力的なメニューを作り上げてください。

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