現役カフェオーナー直伝！収益の多角化で売上アップさせる方法　Vol.1

これからのカフェ経営でとても大切なポイントになってくるのが「収益の多角化」。
収益の多角化とは、「店内の飲食以外で収益を上げること」です。

カフェは空間をレンタルするなど、空間を生かした収益の多角化方法もありますし、コロナの影響でテイクアウト、宅配、通販といった方法も一般的になってきました。
カフェで売上を上げていくには、この収益の多角化を行うことがとても重要になってきます。

そこで、今回は、現役カフェオーナーさんに実際にどのような収益の多角化を行い、売上を上げているのか、直接聞いてみました！
実際に行われている手法になりますので、これからカフェ開業を目指す方は必見です！

定期的にマルシェに出店

ロースターカフェ・アランチャート＠東京都世田谷区

マルシェに出店するなどイベント出店を積極的に行っています。今は月に2回、代官山T-SITEで行われている『代官山朝市』でコーヒー豆の量り売りをしています。場所の特徴なのか、観光客の方も多くて、このマルシェがきっかけで当店の通販サイトから注文をいただいたりもありますよ。店舗だけでなくオンラインでもコーヒー豆の販売も行っていますが、マルシェに出店することで認知度もあげられるので、出店料は広告宣伝費と割り切っていますね。「初めまして」の方に気に入っていただけるのもありがたいですが、農家さんや他のお店との横のつながりができるのも参加しているメリットです。普段はコーヒーとしか向き合っていないので（笑）、私自身も刺激になっているし、参加するたびに勉強させてもらっています。

マルシェの出店など、イベント出店はその場での売上だけでなく、宣伝にもつながるのでいい試みですね。コロナの影響もあり「おうち時間を楽しむ」ことが流行している今、通販でコーヒーや手作りのお菓子などを購入する人がとても増えています。
これからカフェを開業する方は、通販で販売できる商品を作り上げて、イベントで販売してみてください。少しずつですが、お店の収益の支えになると思います。

また、他のお店とのつながりができることはとても良いことですね。
個人経営のカフェは1人で営業する方もたくさんいます。
お客さんとは繋がりができても、同じ経営者の立場の人と出会える機会はなかなかありません。普段、自分一人で抱え込んでいる悩みを話し合うだけで、気分転換になりますし、同じ志を持った仲間ができて、前向きになることができます。
そういった意味でも、マルシェなどのイベント出店はおすすめですね。

無料でお店の壁をギャラリーレンタル

Café OREO@神奈川県横浜市

毎月お店の壁を無料で写真家さんやアーティストさんたちにお貸ししています。お店の雰囲気も月ごとにガラッと変わるので、私たちはもちろん、お客様にも喜ばれています。
無料でスペースを貸しても「今度、Cafe OREOで展示します」というのをアーティストさんたちが発信してくれるので、見に来られたファンの方々がお店のお客さんになってくれるんですよ。写真をゆっくり見ていただきながら1杯のコーヒーを飲んでもらって。お金をかけた宣伝をしなくても新規のお客様が足を運んでくれるので、ギャラリーの宣伝効果はとても高いですね。常連さんも「雰囲気が変わったね」とか「素敵だね」と毎月楽しみにしくれているので、どんな宣伝よりもお店にプラスになっていると思います。

無料で壁面をレンタルって聞くと、「もったいないんじゃ…」と思われる方も多いと思います。でも、ギャラリーを行うことでその主催者さんがお客さんを呼んでくれることにより、集客に繋がるんですね。
カフェ経営で大切なことの１つに「来店動機を作る」というポイントがあります。
「あのお店に◯◯しに行く」といった来店動機を作ることで、お店に来てもらうことが大切なんです。

ギャラリーをやること、あの作品を観に行くという新たな来店動機ができるので、今まできたことのなかったお客様が来てくれるきっかけに繋がります。
そして、最初はギャラリーのお客さんとしてきた方が、お店も気に入ってくれて、常連になってくれることも。
カフェは空間をいかして収益の多角化ができるので、ぜひこれからカフェ開業する方もぜひ試してみてください！

ということで今回は２店舗の収益の多角化方法について、ご紹介いたしました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

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