カフェの内装デザインの決め方は?ポイントやプロセスを紹介

「カフェを開業する夢に届くまであと少し!」というところで内装デザインについて悩んでいませんか?本記事では「内装デザインの決め方が分からない」「内装デザインってどれくらいの費用がかかるの?」といった方に向けた内容になっています。

内装デザインはカフェの個性を出すだけでなく、集客においても非常に重要です。ぜひ最後まで読んでみてください。

 

カフェの内装デザインは個性を出したり集客をしたりするうえで重要

カフェの開業というと、自分がお客様に提供したい商品やサービスに目が行きがちですが、内装デザインも集客のうえで大切です。

お客さんはGoogleマップやSNSなどからの情報で得られるカフェの雰囲気をもとに、足を運んできます。カフェという形態はお客さんが長時間使用することが多いため、「居心地のよさ」が重要なポイントです。

快適な内装デザインができれば、お客さんにまた来てもらえる可能性も高まり、リピーターになってくれることも。時間をかけて内装デザインを考えていきましょう。

カフェの内装デザインの主なプロセス

内装デザインを決めていくプロセスは以下の通りです。

  1. カフェのコンセプトを明確にする
  2. 周辺店舗のリサーチを徹底する
  3. 予算の範囲内でデザインを決めていく

順に解説します。

1】カフェのコンセプトを明確にする

カフェの内装デザインにおいて一番重要といっても過言でないのがコンセプトを明確にすることです。以下の指標にそって考えてみましょう。

7W2Hの考え方

  • When…いつ開業するか?
  • Where…どこに開店させるか?
  • Why…なぜ開店させるか?
  • Who…誰が/誰と経営するか?
  • Whom…どんなお客さんに来てほしいか?
  • What…何を売るか?
  • Which…いくつ売るか?
  • How…販売形態や経営の仕方はどうするか?
  • How much…予算は?

これらを具体的に考えていくことにより開業や内装デザインのイメージが掴めてきます。まずは紙に気軽に書いてみましょう。

2】周辺店舗のリサーチを徹底する

コンセプト設計と同じタイミングで始めるのもおすすめなのは周辺リサーチです。競合となりそうな店舗の外観や商品、内装、どんなお客さんが来店しているかについて事前に調べておきます。

そうすることで自分のカフェとの差別化ができ、お客さんを取り合うことがなく、競合ともいい関係を築けるでしょう。

3】予算の範囲内でデザインを決めていく

コンセプトは決まったものの予算を大幅に超えてしまうのであれば見直しも必要になってきます。どうしても譲れないものがあれば、他のものを縮小したり、リースしたりして予算に近づけましょう。

最初は予算内で抑えて、収益が出てきたところでリニューアルするという方法もあります。

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カフェの内装デザインには居心地のよさも重要なポイント

カフェの内装デザインは「自分の好き!」だけを詰め込んだものになってはいけません。お客さん目線で考えることが大切です。「居心地のよさ」は次回の来店を促すこともあります。居心地のよい空間にするためのポイントについて解説します。

リラックスして過ごせる空間になっているか

癒しがある空間は、内装や照明で創ることができます。基本的にオレンジや茶色といった暖色系は温かい雰囲気を感じさせるためおすすめです。

ポイントとして植物の「緑」を一部に取り入れると、リラックス効果もあり癒しの空間になります。店内音楽も激しいものではなく、耳に心地よいものにするのがおすすめです。

サービスは充実しているか?

カフェのサービスが充実しているのも居心地のいい空間にはかかせない要素です。

カフェには、休憩利用からパソコン作業をしに来る人までいます。無料Wi-Fiや充電コンセントの有無でカフェに入るか決めるお客さんもいるので、集客の機会を逃さないためにも用意しておくのをおすすめします。

テーブルが丸かったり、小さかったりすると作業するのに不向きなため、パソコンとドリンク、携帯と書籍などがおけるくらいの大きさは確保していたいものです。

 

おしゃれなカフェデザインを紹介

カフェの内装デザインで参考になるものをいくつかピックアップして紹介します。

「Pinterest」や「Instagram」で内装デザインのアイデアが投稿されているのでぜひ活用してみてください。

スケルトン物件をうまく活かしたシンプルなデザイン

(出典:https://www.pinterest.jp/pin/760615824580909067/

こちらのカフェはスケルトン物件を利用したカフェで、黒と白と無垢材のバランスがとれているおしゃれなデザインです。テーマカラーが決まっていると、まとまりが出ます。グラスや食器をあえて見せる収納にしているのも素敵です。

鮮やかな緑を取り入れた清潔感あるカフェデザイン

(出典:https://www.pinterest.jp/pin/16184879898721545/

内装に緑を取り入れると一気にカフェがナチュラルな雰囲気を纏います。天井から吊るすというのもおしゃれで参考にしてみたいですね。

ドライフラワーを使ったシックなカフェデザイン

(出典:https://www.pinterest.jp/pin/16184879898721545/

内装にドライフラワーを取り入れるのもおすすめです。シックでおしゃれな雰囲気になります。ドライフラワーなどの植物は他のインテリアと比べて取り替えやすいので、色味を変えるだけでまた違った雰囲気になります。

おしゃれなレトロの雰囲気を感じる古民家カフェ

(出典:https://www.pinterest.jp/pin/300474606399209025/

古民家を改装したカフェのデザインです。和の雰囲気が漂いつつも、レザーのソファを置くことで一気におしゃれな空間になります。ソファ席に案内されると特別感がありリラックスもできるので、店内のスペースが広い場合は検討してみるのもおすすめです。

内装デザインの相場について

内装デザインの相場について、オーナーと店員1名の2人の運営で10坪ほどの大きさと仮定してみます。10坪の大きさでは客室スペースは2名掛けのテーブルが8セット配置できるくらいの広さです。

引き渡しの物件の状態にもよりますが、1坪でおおよそ40万円~60万円が相場だといわれています。そのため、10坪の場合は約400万円~600万円で考えておくといいでしょう。

内装だけでそれくらいの費用が掛かるため、その他に開店資金や運転費用、保証金、家賃といった金額も含めると約1,000万円以上の費用が必要になってきます。

補助金や助成金も有効に使いながら、余裕を持った資金計画を立てましょう。

 

まとめ:プロセスやポイントを押さえて納得の内装デザインを創り上げよう!

カフェの内装デザインのプロセスやポイントについて紹介してきました。最も重要なのはコンセプト設計です。集客に影響を及ぼすだけでなく、コンセプトによってデザインも大きく変わってきます。じっくり時間をかけて自分が納得できるカフェづくりができるといいですね。

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