「集客」の鍵を握る!カフェの黒板デザインの習得法や手順、デザイン例を紹介
「カフェの個性が出る」といっても過言ではない黒板デザイン。お店の特徴やメニューを端的に分かりやすくお客様に伝えるツールとして、あってはならない存在です。黒板デザインを作るには、「美的センスがないとできない」「なんとなく難しそう」とチャレンジできていないカフェ運営者の方もいるのではないでしょうか。
本記事では、黒板デザインを積極的に取り入れるべき理由と作成方法、デザイン例について紹介していきます。
カフェに黒板デザインが大切な理由
カフェの「集客」において黒板デザインは必須といえます。黒板デザインは「今日はどこでカフェしようかな?」と迷っているお客様に一瞬でアピールできるツールです。
黒板デザインの内容が、温かみがあって分かりやすく、お客様にとって魅力的であれば来店に繋げられるでしょう。黒板デザインがなければ店内の様子が気になっても反射する窓から中の様子は確認しにくく、迷ってしまいます。そんな時に役立つのが黒板デザインです。
黒板デザインの作成にはちょっとしたコツはいりますが、一度習得してしまえばどんどん上手になっていくのでぜひ活用していきましょう。
黒板デザインを作成する前に押さえておくポイント
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書きたいことを明確にする
黒板のボードは書ける範囲が限られているので、伝えたい内容は絞りましょう。一度にばらばらの情報を多く入れてしまってはお客様を混乱させてしまうだけです。
黒板ごとに書く内容を決めて分けて、簡潔に伝えられるようにするのがおすすめです!
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日頃からデザインへのアンテナを立てておく
日頃から街中を歩いている際に、他のカフェの黒板デザインやメニューのデザインなどに注目するようにするといいでしょう。
- どんな内容が書いてあるか
- 色使いはどんな感じか?
- どこに惹かれたのか?
を整理しておくと、自分がデザインする時に取り掛かりやすくなります。InstagramやPinterestなどにもデザインのアイデアが投稿されているので参考にしてみるといいでしょう。
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デジタルのイラストも視野に
黒板デザインというと、「すべてを手書きで書くべきだ」と思うかもしれませんが、「デジタル」を使うのも手です。絵を描くのが苦手な人はデジタルのイラストを使うとおしゃれな雰囲気も出せておすすめです。
すべてをデジタルにするのではなく、文字は手書きにするとお客様に温かさが伝わるでしょう。
・黒板デザインの手順
黒板デザインは主に以下の手順で行います。
- 必要な材料を揃える
- 方向性を決める
- おおまかなデザインを決める
- 下書きをする
- 清書して完成
・必要な材料を揃える
ペンの種類だけでも大きく4つあります。それぞれの特徴を押さえ、自身のカフェのテイストに合わせて選ぶといいでしょう。
チョーク |
ぼかせるが水に弱い |
専用チョーク |
温かみが出せる。水で消せる |
オイルパステル |
こなれ感がでる。油性のため消えない。摩擦で汚れやすい。 |
ブラックボードマーカー |
水拭きで消せる。雨に強い。 |
・方向性を決める
どの大きさのボードにするのか、どんなお客様に来店してほしいのかによっても書く内容やテイストは変わってきます。この部分には、より時間をかけてじっくり決めるのがおすすめです。
・おおまかなデザインを考える
方向性が決まったらラフを書きます。文字も大切ですが、イラストは一瞬で多くの情報をお客様に伝えられて便利です。季節感を出すとさらに魅力的になります。文字とイラストのバランスが取れているかチェックしながら進めましょう。
・下書きをする
詳細が決まってきたら黒板に下書きを書いていきます。その際には紙に書いたものを切り取って、それを黒板に置いて配置確認してから書くとスムーズです。
・清書して完成
いよいよ清書です。伝えたいことが伝わるように文字はしっかり丁寧に書きましょう。黒板に書くのでやはり「白」がおすすめです。
黒板デザインは気軽に学べる!
黒板デザインの書き方について紹介してきましたが、「そうはいってもやはり難しく感じるかも」という方には、レッスンもおすすめです!いくつか紹介します。
1. ストアカでチョークアートを学ぶ
レッスンスタイルのチョークアート講座でプロから直接学べるのが魅力です。基本的には1回分の料金になっているため始めやすく、他の生徒さんとの交流の場が広がることも。
2. チョークアート大学
こちらは動画やテキストを使って通信で学ぶ講座になります。100講座というボリュームで、一見多そうですが実際にやってみるとすぐに終わってしまう人が多いのだとか。自分のペースで本格的なチョークアートを学べるのがポイントです。
3. 自分に合ったチョークアートのプロから学ぶ
最初に自分の年齢やチョークアートに関する知識レベルなどを入力するとマッチしたプロを何人か紹介してもらえます。そこから自分に合ったプロを選んで教えてもらうという流れです。
おすすめの黒板デザイン例
(引用:https://www.pinterest.jp/pin/466263367683070465/)
話題の「Pinterest」で「カフェボード」と検索に入力するだけで、さまざまな黒板デザインを見ることができます。どれもイラストと文字をバランスよく配置しており、とても参考になります。
2. Starbucks Coffee
(引用:https://stories.starbucks.co.jp/ja/stories/2021/gahaku/)
一度は行ったことがあるかもしれない「Starbucks Coffee」の黒板デザインは、店内スタッフの手書きであることをご存じでしたか?30分~1時間の限られた時間の中で書き上げるうえ、クオリティも高く参考になります。店舗によってデザインが変わるので色んな店舗を回ってみるのもおすすめです。
3. Instagram
(引用:https://www.instagram.com/machizukuri_nagasaki/)
白1色でまとまりがあり素敵なデザインになっています。限られたスペースの中で、店名/営業時間/おすすめメニュー/その他の情報 が書かれており一瞬で情報が入ってきます。情報ごとに文字の「フォント」を変えるのも魅力的に見えますね。
まずはやってみるところから!お客様に情報を届けることを意識しよう。
黒板デザインは、カフェの前を通りがかったお客様を集客するのにおすすめのツールです。うまく使いこなすことができれば集客アップに繋がります。難しそうに感じるかもしれませんが、だんだん慣れていくものです。アイデアの情報を蓄えて、まずは気軽にやってみることからチャレンジしてみましょう。