参考コンセプトをご紹介!魅力的なお店のコンセプトを作ろう!Vol.3

前回に引き続き今回も実際のカフェのコンセプトをご紹介していきます。
コンセプトはお店によって様々。全てにおいてコンセプトに合わせることが大切になってきますので、自分で本当に納得できるものにしなければなりません。カフェ開業を目指す方は、今のうちからじっくりと考えて、魅力的なコンセプトを作りましょう!

具体的なコンセプトの作り方については、以下の記事でご紹介しています。

魅力的なコンセプトの作り方1

魅力的なコンセプトの作り方2

では、実際のカフェの参考コンセプトをご紹介していきます!

 

落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくりと思い思いの時間を楽しんでもらう

ケープルヴィル 写真館&カフェ@東京都文京区

メインの商店街から一歩路地に入った場所にあるので、落ち着いた雰囲気の中で、本を読んだり、ワインを飲んだり、イベントに参加したりと、ゆっくり思い思いの時間を楽しんでもらうことをコンセプトにしています。2階の写真館は、築70年の古民家を改築していることもあり、この場所ならではの良い雰囲気で撮影できます。カフェのお客様が後日写真を撮りに来てくれたり、反対に写真館のお客様がカフェの常連さんになってくれたりと、2つの事業を一緒にやる相乗効果は大きいです。

こういったコンセプトを考えている方も多いかもしれません。ただ、そのためには立地、物件、内装、と全てにおいてそれを徹底しないと実現できないんです。
ケープルヴィルさんは、立地も路地を入った静かな場所で、物件も古民家。木をいかした落ち着いた内装になっています。こんな素敵な物件に巡り会えたのは運もあるかもしれませんが、このコンセプトを実現するために、諦めずに探した結果ですね。

また、2階を写真館として運営していて、収益の多角化としても理想的な形です。
同じフロアではなかなか実現しにくいですが、2階建の古民家、そして路地を入った静かな場所、と条件がベストマッチした素晴らしい例です。

 

幅広い人に近い存在で、日常にあり街に溶け込んでる感じ

yurucafe@東京都豊島区

コンセプトは『幅広い人に近い存在で、日常にあり街に溶け込んでる感じ』ですかね。 雑司ヶ谷に移転して、このコンセプトに合ったお客さんが増えたような気がします。ファミリーでお越しいただく方も増えましたし、ご近所の常連さんにも親しんでもらえています。この前も「うちの包丁の切れ味が悪くて」って包丁を持ってこられたお客様がいたので、研いであげました(笑)。他にも「パソコンがわからないから教えて欲しい」というおじいちゃんがパソコンを持ってやってきたり、いろんなお客様と一緒に楽しくやっています。

温かいコンセプトですね。
yurucafeさんは移転後にコンセプトに合ったお客さんが増えたとおっしゃっていますが、ここが大切なポイントです。
当たり前のようですが、コンセプトと合う人がその地域になければお店にお客さんは来てくれません。来てくれたとしても、お店のコンセプトと合わないわけですから、リピーターになってもらえませんし、お客さんに全てを合わせてしまったらお店のコンセプトが崩れていってしまいます。
コンセプトは自分がやりたいお店の形ですから、これを崩してカフェを続けるのはしんどいですよね。

ですから、コンセプトはオープン前に決める必要があるんです。
そして、コンセプトを決め、それに合った立地、物件を探すことが大切です。
これからカフェを開業される方は、物件は一度決めたら簡単には変えられないので、すぐにコンセプトにマッチする物件が見つからなくても、根気強く探しましょう。

 

ということで、今回も2つのカフェのコンセプトをご紹介しました。
今回ご紹介した2店舗のように、コンセプトを実現するためには立地と物件が重要です。
もし、物件が既に決まっている方は、その立地、物件とコンセプトがマッチするのかどうか、といった視点でも考えてみてください。
次回も実際のカフェのコンセプトをご紹介していきますので、ぜひご覧ください。

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