保存版!カフェを開業するためのスケジュールと注意点
カフェ開業を目指す人にとって、開業までのスケジュールを把握することは、成功に向けた第一歩です。開業時期を設定し、スケジュールを立てることからスタートしましょう。
本記事では、1年間をかけて開業する前提で、必要なステップや注意点をまとめました。
この記事を参考に、計画的にカフェ開業に向けて進めていきましょう。
1年前
カフェをやる目的を明確にする
カフェを開業する前には、なぜカフェをやりたいのか、どのような目的があるのかを明確にすることが重要です。カフェの運営には多くの労力と費用がかかるため、明確な目的がなければ長続きしません。明確な目的を持ちカフェ計画をしていきましょう。
コンセプトの決定、事業計画書作成
開業を目指す上で一番初めにやることがコンセプトづくりです。コンセプトは、カフェの個性を表す重要な要素の1つで、開業前に決定する必要があります。また、事業計画書を作成し、費用や収益などを洗い出すことで、開業に必要な資金やスケジュールを把握することができます。
半年前
メニュー開発開始
カフェのメニューは、コンセプトに合わせて開発する必要があります。メニューには、原材料や調理方法、盛り付けなどを含め、細かい部分まで決定してください。50〜100レシピを目指してレシピノートにまとめて行きましょう。
物件探し開始
カフェを開業するには、適切な物件を探す必要があります。物件の場所や広さ、賃料などを考慮し、複数の物件を比較することが大切です。
3ヶ月前
物件の決定
物件が決定したら、契約前に必ず不動産会社やに相談し、契約内容を確認しましょう。
また、設計デザイナーに同行してもらい、この物件で本当に自分がやりたいカフェが実現できるのかを確認することが大切です。
融資申請
カフェの開業に必要な資金を確保するために、銀行などの金融機関に融資を申請する必要があります。事業計画書や物件の賃貸借契約書、内装や厨房の見積もり、個人資産状況などの書類が必要になります。融資申請の前にこのあたりの書類を用意できるよう、ネットワーク作りをしておくことが大切です。融資がおりるまでに大体1ヶ月程度の期間がかかります。
物件の契約
物件の契約が完了したら、オーナーと物件を引き渡す前に、改装やリフォームなどの工事計画を立てる必要があります。
設計・施工業者の決定
カフェの内装や設備などを決定するために、設計・施工業者を決定する必要があります。業者選びには、実績や技術力、価格、スケジュール管理力などを考慮することが重要です。複数の会社から見積もりをとり、選定するようにしましょう。
必要設備、インテリアリストアップ
カフェの開業に必要な設備やインテリアをリストアップし、事前に購入やレンタルの手配を行う必要があります。また、カフェの雰囲気やコンセプトに合わせた選び方も重要です。
1.5ヶ月前
店舗工事開始
設計・施工業者が決定したら、店舗工事を開始します。カフェの内装や設備の設置、配線などが行われます。工事期間中には、進捗状況を管理し、スケジュール通りに進むように監督する必要があります。設計デザイナーと密にコミュニケーションをとり、スケジュールや内装の仕上がりなどしっかりと管理していきましょう。
メニュー決定
メニューの開発が完了したら、具体的な品目や価格を決定します。原材料の調達先やストック管理の方法も考え、運用面での課題を事前に洗い出しておく必要があります。
1ヶ月前
必要な資格取得、営業許可申請
カフェの運営に必要な資格や許可を取得するために、申請手続きを行います。食品衛生責任者の資格や飲食店営業許可、また焼き菓子のテイクアウトなどを行う場合は菓子製造業の許可なども必要になりますので、早い段階で自分のお店にはどんな許可が必要になるのか、確認するようにしましょう。
店名決定
カフェのコンセプトや雰囲気に合わせて、店名を決定します。印象的で覚えやすい名前を選び、ロゴマークや看板なども作成する必要があります。近隣に同じ名前のお店がないかなどチェックすることも大切です。
必要ツール制作
カフェの運営に必要なツールを作成します。チラシやメニュー表、POPなどを作成し、事前に用意しておくことで、オープン後のスムーズな運営が可能になります。
全てデザイナーに依頼する必要はありませんが、お店のコンセプトと合わせてデザインしていくにはデザイナーに依頼することも検討することが必要です。
仕入れ業者決定
カフェの運営に必要な材料や商品を供給する仕入れ業者を決定します。質や価格、納品スケジュールなどを比較し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
求人募集
オープン前に、スタッフを募集します。採用基準や募集方法、応募者との面接方法などを決定し、スタッフの選定を行います。
10日前
厨房機器搬入
カフェの厨房機器を搬入し、設置します。設置前に、電気・ガスなどの配線工事を行い、設備の動作確認を行うことが必要です。設置後は厨房会社にそれぞれの機器の使い方レクチャーを受けましょう。
店舗工事完了
店舗工事が完了したら、内装や設備の確認を行い、不備がないかを確認します。
保健所検査
オープン前に、保健所による検査があります。衛生管理や環境衛生などについて審査が行われ、合格しなければオープンできません。当日は内装会社に立ち会ってもらい、もし不備があった場合はすぐに対応できるようにしましょう。
スタッフ決定
求人募集が完了したら、スタッフを決定します。スタッフのシフトや業務内容、研修プログラムなどを決定し、スタッフの育成に注力します。
運営シミュレーション
オープン前に、運営シミュレーションを行います。スタッフの教育やシステムの確認、問題点の洗い出しなどを行い、オープンに備えます。
当日
オープン
準備が整ったら、いよいよオープンです。初日は、お客様に満足していただけるように心がけ、スタッフのフォローにも注力しましょう。初日は不測の事態が起こることが多いため、少し多めにスタッフを配置しておくことが大切です。
以上が、カフェ開業までのスケジュールの例です。開業には、多くの時間や労力が必要ですが、計画的に進めることで、スムーズなオープンにつなげることができます。
これからカフェを開業する方は、今日の記事を参考に自分のカフェ開業スケジュールを立ててみてください!