カフェ開業に必要な資格って?費用や期間まで徹底調査!
自分のカフェを開業したいけど「どんな資格が必要なのか分からない」と、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。知識や技術が必要な仕事だからこそ、不安になってしまいますよね。
この記事では、カフェを開業するまでに必要な資格や、取っておくと役に立つおすすめの資格をご紹介します。
カフェ開業に必要な資格
カフェを開業するために必要な資格は「食品衛生責任者」と「防火管理者」の2種類です。それぞれどんな資格なのかを確認してみましょう。
食品衛生責任者
「食品衛生責任者」は、全ての飲食店が必ず取得しなければならない資格です。
優先度 |
【最重要】飲食店を開業するためには必ず必要な資格 |
事前準備 |
・事前申し込み必須 |
受講条件
|
・17歳以上(高校生不可) |
募集期間 |
・通年実施 |
費用 |
・教材費含め12,000円(税込) |
内容 |
・講習時間は9:45~16:30までの6時間(小テスト含む) |
小テストは、講義で習ったことから数問出題されますが、難易度自体は低いです。また、テストの結果により合否が決まるわけではないので安心して受講してくださいね。
防火管理者
「防火管理者」は、収容人数が30人以上のお店の場合、必要になる資格です。
お店の面積によって必要な資格が「乙種」と「甲種」に分かれているので、開業するカフェの面積が決まってから講習会に参加しましょう。
優先度 |
【限られた店鋪のみ】30人以上収容の店に必要 |
事前準備 |
・事前申し込み必須 |
受講条件 |
・中学校卒業 |
募集期間 |
・通年実施 |
費用 |
【乙種】 |
内容 |
【乙種】 |
開業後におすすめの資格
持っていなくても開業はできますが、取得しておくと良い資格はたくさんあります。
その中で、コーヒー関連、調理関連、マネジメント関連の3種類について紹介するので、開業後にどんな資格があったら役にたつのかを考えてみましょう。
1.コーヒーマイスター
SCAJ日本スペシャルティコーヒー協会が主催している、コーヒーの基礎となる知識や技術を取得するための資格です。
構成講座を受講して、認定試験に合格するとコーヒーマイスターの資格を得られます。
合格率は80%なのでコーヒーの資格の中では難易度は高くありません。
より高いレベルを求める場合は「JBAバリスタライセンス」や「Qグレーダー」もおすすめです。
コーヒーに力を入れるカフェならば、取得しておきたい資格ですね。
2.調理師免許
調理師免許は「調理の知識を保持している」ことを証明する資格です。
フードに力を入れたカフェを開業したい場合、調理師免許を活かして質の高い料理を提供できるでしょう。お客様がお店のアピールポイントに気づくための判断材料にもなります。
また、オーガニックやヘルシー路線を狙うなら「栄養士免許」、スイーツに力を入れる場合は「製菓衛生師」の資格を取っておくと、知識が増え、商品の質の向上へと繋がります。
また、「調理師免許」や「製菓衛生師」、「栄養士」などの資格を取った場合は、講習を受けずに「食品衛生責任者」の資格を取得できます。
3.店鋪マネジメント・簿記
カフェを経営するうえで、お金の知識はとても重要です。
売上管理や人件費など、日々の営業によって動く数字を管理しなければなりません。
そこで必要になるのが「簿記」の資格。
利益の計算や、費用の管理がうまくいかず、経営が行き詰まってしまっては大変です。
先のことまで考えて運営していくためにも、簿記の資格を持っていると安心できるでしょう。
カフェ開業で必要な資格のまとめ
この記事では、カフェの開業で必要な資格について紹介しました。
開業するときに必ず必要な「食品衛生責任者」の資格は難易度が低く、講習を受ければ取得できることが分かりましたね。
開業の準備が始まってからは、まとまった時間の確保が難しいので、必要な資格は前もって取得しておくと負担を減らせるでしょう。
また、先に「調理師免許」や「製菓衛生師」などの資格を取っておくと、「食品衛生責任者」の講義が免除されるので、効率的で費用も抑えられます。
開業の準備は大変ですが、何年か先のことまで考え計画的に行動することで、夢のカフェオーナーへの道が切り開かれるでしょう。