「きみどりカフェ」のカフェのコツ|No.001

2017年9月に東京都町田市に開業した『きみどりカフェ』。同じ写真館で働いていた篠原里佳さん(写真左)と大橋美里さん(写真右)が、老若男女どんな方でも安らげる”居場所”をつくりたいとオープンしたお店です様々なイベントを開催するなど日々試行錯誤しながら営業を続け、今年の9月でオープンから丸2年。カフェ運営で一番大切なのことは「楽しく運営すること」と話すお二人に開業に関する様々なことをお伺いしました。

連載「長くつづくカフェのコツ」
カフェをたのしくつづける秘訣を現役オーナーさんにインタビュー!これからの開業を希望するみなさんにはもちろん、今まさに店舗を運営されてるオーナーさんにとってもためになるヒントが満載です。
コンセプトや看板メニュー、また、収益の多角化や集客などをテーマにしています。

 

──お店のコンセプトを教えてください。

『どんな方でも楽しめる居場所』になることです。お店を始めて丸2年経ちましたが、最近では常連のお客様も増えてきて、子供からご高齢の方までコンセプト通りいろんな方に来ていただけているのが嬉しいですね。ただ、営業を続ける中でメインターゲットというのも明確になってきました。うちのお店は「お子さんをもつ40代~50代の主婦」。もちろん『どんな方でも楽しめる居場所』というポイントは外さずに、メインターゲットの方々に向けたメニューやサービスを考えながら提供しています。

また、お店の前にある桜並木がちょっとした地元の観光スポットになっているので、3~4月の桜の季節には新規のお客様で大忙しです。桜並木があるのは知っていたんですが、こんなにすごい場所だとは知らなくて(笑)。「繁忙期がある立地というのはこれほどありがたいなことなんだと、感じています。ぜひ立地選びの参考にしてみてください。

──お店の看板メニューを教えてください。

季節の野菜を使ったスープが看板メニューです。また、ランチセットでは本日のサンド、本日のスープ、ミニカレーがセットになった『フルプレート(1200円)』が一番人気のメニューですね。ボリュームもたっぷりなので、男性にも人気なんです。女性はこれにミニスイーツをつけてランチタイムからティータイムまでゆっくりしていただける方もいらっしゃいます。私たちはもともと色々なことができる場所を作りたい!と思ってスタートしたので、オープン前にメニューをしっかり固められてませんでした。今思えばしっかり看板メニューを作り上げてからオープンすればよかったという後悔があります。これからお店を始められる方の中にも『カフェという交流の場を作りたい』という方、たくさんいらっしゃると思うんですが、しっかり看板メニューを考えておいたほうがいいと思います

──収益の多角化で取り組んでいることはありますか?

私たちは元々写真館で働いていた経験があるのでそれを生かして、年賀状用の写真撮影、お誕生日や結婚記念日、わんちゃんの写真撮影などを行なっています年賀状の写真撮影は特に人気で、たくさんの方にご利用いただいています。これまで宣伝としては店内にポスターを掲示しているだけだったのですが、今年はもうちょっと本腰を入れてやってみよう! ということで、1万部のチラシをポスティングしましたポスティング費用について悩んでいたら、商工会議所の方から『小規模事業者持続化補助金』っていうのがあるよと教えてもらって。書類を書いたり申請するのは大変でしたが、なんとか無事補助金をいただくことができました。

──他に収益の多角化で取り組んでいることはありますか?

『ワークショップをやりたい!』という方に500円/席でお貸ししています。フラワーアレンジメントやハーバリウム体験等、この地域にいらっしゃる講師の方にご利用いただけていて月に10講座くらい開催されています。あとは定期的にマルシェを開催したり、最近ではイベント出店もはじめました。これからはこのイベント出店を強化していきたいなーと思っています。

▼ 収益の多角化として取り組んでいること
1.写真撮影
2.ワークショップへの席貸し
3.マルシェや雑貨販売
4.イベント出店

──一番効果のあった集客方法はなんですか?

『LINE』ですね。最初は紙のスタンプカードを使っていたんですけど、なくしちゃう人も多かったのでLINEのスタンプカード機能を使い始めました。『LINEなら簡単ですよ~』とご案内したらたくさんの方に登録いただけて。現在700人くらい登録者がいるので直接メッセージが届けられる『LINE』は効果的です。予約の受付や講座や写真撮影の申し込みなど、様々な形で活用しています。最近ではお客様から近況報告が届いたりもしますね(笑)」

──カフェ運営をしていて一番楽しいと思えることはなんですか?

これは二人とも共通していますが、『なんでもできる』ということです。私たちってズ~ンと落ち込むようなタイプではないので、お客さんが少ないからどうしよう…と頭を抱えたりすることってあんまりないんですよ。もちろん悩むし、これからのことも考えますけど、『じゃあ、お客さん呼んで流しそうめんやっちゃおうか!』とカフェというなんでもできる場を使って、なんでもできるのが本当に楽しくて(笑)。お客様と話しているなかでも『それいいじゃん!』と思ったらすぐやっちゃいます。やっぱり楽しくないと続かないですね!

──楽しむことがカフェを続けていく中でも重要?

そうですね。自分たちが楽しいと思えることじゃないと辛くなってしまうので、お互いが楽しむことを意識しながら運営しています。夢を持ってお店を始めても、絶対に現実とのギャップに向き合うタイミングがやってくるんですよ。思ったより人が来ないなーとか。でもそれを嘆かずに、じゃあ1ヶ月後何やろう? 明日のスープどうしよう? とか前を向いて、二人が楽しくなれるアイディアを出しています。と言っても、全然出てこないときもありますが(笑)。とにかく楽しくやってます!

──カフェ運営で苦労していることはなんですか?

やはり「集客」ですね。オープンして2年が経ちますが、いまだに『こんなところにカフェがあったのね』と言われることがたくさんあります。私達としては、『もう2年もやっている』という感覚なので、もうみんな知っているでしょ! なんて思っていたんですが、まだまだ告知活動が足りないんだなと痛感しています。これからはより広い範囲に情報を届けられるよう、SNSなどを活用して集客活動をしていきたいと思います。

──特に集客が厳しい時期っていつですか?

夏ですね。8月9月は本当に厳しいです。オープンが9月だったのでオープン特需で最初の年は集客できていたのですが、1年後に迎えたはじめての8月は正直焦りました。でも落ち込んでいても仕方ないので、次の年からは夏休みの子供向けのイベントなどをたくさん企画したりして、なんとか乗り切りました!

──最後にこれから開業する人に向けてメッセージをお願いします。

やっぱり自信を持って提供できる看板メニューは絶対作った方がいい思います!オープンしてからだとじっくり考える時間もないので、開業前に「これだ!」というものを作りながら、運営していく中で変化させられる方が良いと思います。あとこれは開業してみて思ったのですが、本当にお客様にも地域の方にも、商工会の方にも私たちは『人』に恵まれているなというのを実感しています。色々な方がいますが、本当にみなさんいい人なんです。なので、そういったお店を支えてくれている人たちに楽しんでもらうにはどうしたらいいか、そんなことを日々考えながら営業していくと毎日楽しく営業できるんじゃないかなと思います。
夢の実現に向けてぜひ頑張ってください!

【カフェ情報】
きみどりカフェ
http://kimidoricafe.com/
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〒194-0045
東京都町田市南成瀬6丁目12−13 きめたハウジング第15ビル
電話:042-865-1501
営業時間:10時〜19時
定休日:毎週月曜日
広さ:13坪
客席数:17席
スタッフ:常時2名(共同オーナー)

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