参考コンセプトをご紹介!魅力的なお店のコンセプトを作ろう!Vol.4

前回に引き続き今回も実際のカフェのコンセプトをご紹介していきます。
現在日本には60,000〜70,000店舗のカフェがあると言われています。
コンビニより多いんですね。

そんな中自分のお店を選んでもらうためには、明確なコンセプトが必要になります。
これからカフェ開業を目指す方は、「せっかく行くならあのお店に行こう」と思ってもらえるようなコンセプトを作り上げましょう。

具体的なコンセプトの作り方については、以下の記事でご紹介しています。

魅力的なコンセプトの作り方1

魅力的なコンセプトの作り方2

それでは、実際のコンセプトをご紹介していきます!

 

「珍しく面白い図鑑が集まる空間」で疲れている方に癒されてほしい

大人の図鑑カフェfumikura@東京都練馬区

珍しく面白い図鑑を集めたコンセプトカフェですが、『疲れている方に癒されてほしい』という思いが強くあります。ここ桜台周辺には漫画家さんや作家さんが多く住んでいたり、芸大が近くにあったりとクリエイティブな街でもあるので、何か企画や構成で煮詰まっている人の『ヒントになるようなお店』でもありたいと思っています。

fumikuraさんは「大人の図鑑カフェ」といった明確なコンセプトがあります。これだけで他店との差別化もできていて、幅広いエリアから集客ができると思います。ただ、その中でも「疲れている方に癒されてほしい」といった思いがあるんですね。とても素晴らしいと思います。

ただ珍しい図鑑がたくさんあるだけでなく、その中で癒されることができる、そんなお店って他にはないですもんね。
何か企画や構成で煮詰まっている人が、参考になる図鑑を探しに来て、そこでリラックスできる。そうすることで、思考も一度リフレッシュされて息抜きにもなりますね。

こうした店主の思いをコンセプトに反映させることはとても大切なことです。
これからカフェを開業される方は、お店に来たお客さんに「どうなってもらいたいのか」を、しっかりと考えてコンセプトを作り上げてみてください。

 

体に優しい、何杯でも飲める”良い”コーヒーを提供すること

ロースターカフェ・アランチャート @東京都世田谷区

「体に優しい、何杯でも飲める”良い”コーヒーを提供すること」をコンセプトとしています。2011年から自家焙煎を始めているので、もうすぐ9年ですね。それまでは、フランチャイズの喫茶店を経営していたので、トータル20年以上この場所でカフェ経営でやっています。

近年はコーヒーブームもあり、自家焙煎コーヒーを提供するカフェが増えてきています。焙煎したてのコーヒーが飲める、それだけで差別化になりますね。自家焙煎コーヒーとひとえに言っても、豆、焙煎度合い、淹れ方など、お店によって全く違います。
なので、どういったコーヒーを提供していくのかという、コンセプトは大変重要になります。
アランチャートさんは「体に優しい、何杯でも飲める”良い”コーヒーを提供すること」という、明確なコンセプトがあり、それをもとに運営されています。
コーヒーというと飲み過ぎると胃に悪いんじゃないか、そう思われている方もいるかと思いますが、そうではないということを提供するコーヒーを通じて伝えていく、そんな思いが伝わってきます。
それにしても20年以上、同じ場所でカフェを経営しているとは、すごいですね。このコンセプトがお客様にも伝わっている証拠だと思います。

 

ということで、今回も2つのカフェのコンセプトをご紹介しました。
今回ご紹介したように、「思い」をコンセプトに反映させることはとても大切なことです。
これからカフェ開業を目指す方は、まず「なぜカフェをやりたいのか」そういったことから考えてみてください。
そして、「お客さんにどうなってもらいたいのか」ということをじっくりと考えて、コンセプト作りをしていきましょう!
次回も実際のカフェのコンセプトをご紹介していきますので、ぜひご覧ください。

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