参考コンセプトをご紹介!魅力的なお店のコンセプトを作ろう!Vol.5

これまで4回にわたりご紹介してきたコンセプトですが、今回が最終回です。
コンセプト作りの基本は具体的なターゲット層の設定から始まります。ターゲットの人に向けて何を提供するのか、そしてどう感じてもらうのか、こうした視点から考えてみてください。

具体的なコンセプトの作り方については、以下の記事でご紹介しています。

魅力的なコンセプトの作り方1
https://kaigyou.kojincafe.com/magazine/002/

魅力的なコンセプトの作り方2
https://kaigyou.kojincafe.com/magazine/003/

それでは、実際の個人カフェのコンセプトをご紹介していきます!

 

手作りにこだわった安心で美味しい料理とスイーツを、イギリスのアンティーク家具に囲まれながら楽しめるお店

Cafe OREO@神奈川県横浜市

手作りにこだわった安心で美味しい料理とスイーツを、イギリスのアンティーク家具に囲まれながら楽しめるお店です。特に「手作り」というポイントはオープン当初からずっと大切にしてきています。うちはコーヒーもランチタイムから全てハンドドリップで淹れてるんですよ。手間はかかるけれど、お客さんに喜んでもらうためにそこはこだわりですね。

とてもわかりやすく、素晴らしいコンセプトです!
コンセプトとは、お店の「売りと方向性」を明確にしたものであることが大切なポイントです。
そして、「イギリスのアンティーク家具が好きで、手作りで安心な料理を求めている人」という具体的なターゲット層の設定もコンセプトから読み取れます。

もちろんこの人たちだけに来て欲しいということではありません。ただ、このメインターゲットの人は、ちょっと離れていてもわざわざ来店してくれますよね。
これが大切なんです。

個人経営のカフェは特にこのメインターゲットの人たちは絶対に自分のお店を選んでくれるという他店との差別化ポイントが必要です。なので、メインターゲットは具体的に設定しましょう。

 

『どんな方でも楽しめる居場所』になること

きみどりカフェ@東京都町田市

『どんな方でも楽しめる居場所』になることです。お店を始めて丸2年経ちましたが、最近では常連のお客様も増えてきて、子供からご高齢の方までコンセプト通りいろんな方に来ていただけているのが嬉しいですね。ただ、営業を続ける中でメインターゲットというのも明確になってきました。うちのお店は「お子さんをもつ40代~50代の主婦」。もちろん『どんな方でも楽しめる居場所』というポイントは外さずに、メインターゲットの方々に向けたメニューやサービスを考えながら提供しています。

「居場所」というのが良いですね!家以外に居場所があるのはとても嬉しいことです。
実際、きみどりカフェさんは空間もそうですが、接客も素晴らしく、フレンドリーなので居場所というのがしっくりくるお店です。

そして、こうした広いコンセプトを設けつつも、カフェ運営を続けていくうちにメンターゲットが明確になってくることがあります。
そうなったら、そのメインターゲットに向けたサービスやメニューを拡充していくことが大切です。

先ほどもお話ししたように、その地域においてメインターゲットとなる人には、必ず選んでもらえるお店を作るのです。そうすれば、常連さんも増え、来店頻度も上がってくるので、収益の安定に繋がっていきます。
このように、コンセプトはブラさずにしっかりと順応していくこともカフェ運営において重要なポイントになります。

 

ということで、これまで全5回、10店舗のカフェのコンセプトをご紹介してきました。
どのお店も最初に作ったコンセプトをぶらさずに、お客さんに喜んでもらえるよう日々一生懸命営業をされています。だから、お客さんに愛され、長く続けていけるんだと思います。

これからカフェを開業される方は、この貴重な現役カフェオーナーの声を参考に、愛されるお店づくりをしてくださいね。

次回からは、お店の宣伝についてご紹介していきます。
宣伝方法は様々ありますが、個人カフェオーナーにインタビューし、実際に効果のあった宣伝方法をご紹介していきます。ぜひご覧ください!

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